AGA治療

AGA治療薬の副作用とは?後悔しないために知っておきたい対処法を解説

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AGA治療薬には、副作用がつきものです。また、薬の種類によって起こりうる副作用もさまざまです。大切なのは、副作用を事前に把握し、きちんと対処できるかということ。そして、AGA治療薬を正しく使用できるかということです。

本記事ではAGA治療薬の副作用や副作用を感じた際の対処法、使用上の注意事項について解説します。AGA治療薬の副作用や使用方法を把握し、副作用が発生した際にきちんと対処できるようにしましょう。

AGA治療薬による代表的な副作用

AGA治療薬には、副作用がいくつかあります。代表的な副作用は以下の通りです。

  • 頭皮のかゆみ、赤み、かぶれ
  • 動悸・息切れ
  • 頭痛・めまい
  • 肝機能障害
  • 性機能障害

心機能や肝機能、性機能がもともと弱い人は、これらの機能に関する副作用が出る可能性があります。また、薬そのものがもつ血圧低下の作用や刺激により、動悸・息切れや赤み・かぶれなどが発生する可能性もあるでしょう。AGA治療の前には、自分の過去の既往歴などを専門医に伝え、事前に相談しておくことが大切です。

それでは、それぞれを詳しく解説していきます。

頭皮のかゆみ、赤み、かぶれ 

AGA治療薬には、内服薬と外用薬があります。外用薬を塗布すると、AGA治療薬に含まれる成分がアレルギー反応を起こし、塗布した部分がかぶれてしまう可能性があります。また、かぶれ以外にも赤みやかゆみなどが発生する可能性もあるでしょう。

アレルギー体質の人や、皮膚が弱い人は、事前にパッチテストなどで使用しても問題ないか確認することが大切です。症状が出ている箇所を放置し、さらに刺激を加えてしまうと頭皮環境が悪化してAGAが進行する可能性があるため、注意が必要です。

放置はせず、専門医師に相談のうえ使用を継続するか検討しましょう。

動悸・息切れ 

AGA治療薬を使用することで、通常より心臓の動きが早くなり、動悸や息切れが発生することがあります。血行が良くなることで動悸や息切れが発生することもありますが、病気の前兆の可能性もあるので注意が必要です。

また、心機能に障害を持つ人は動悸・息切れが起きやすい場合があるため、該当する人は事前に専門医に相談してください。

頭痛・めまい

AGA治療薬を使用することで、血圧が低下し、頭痛やめまいが発生する可能性があります。これらの症状は軽微なものが多く、一定期間経つと和らぐ場合がほとんどです。

肝機能障害

AGA治療薬は肝臓で代謝されるため、肝臓に負担がかかり、肝機能障害が発生する可能性があります。発生率は低いといわれていますが、重症化した場合、肝不全が起こる場合もあります。

AGA治療薬を使用する際は、事前の血液検査で肝臓の状態を確認しておきましょう。

性機能障害 

AGA治療薬では、男性ホルモンのはたらきを抑制する効果があるため、性欲減退や勃起不全などの副作用が発生する可能性があります。すでにこれらの悩みを抱えている人は、AGA治療薬を使用する前に専門医に相談することをおすすめします。

薬の種類別|AGA治療の副作用

AGA治療の副作用は、薬ごとで異なる場合があります。そこで、AGA治療の薬ごとで起こりうる副作用を解説します。

プロペシア(フィナステリド)の副作用

プロペシアは、2005年に販売が始まったAGA治療薬です。

フィナステリドと呼ばれる成分を含むプロペシアを使用することで、5αリダクターゼⅡ型と呼ばれる酵素を阻害します。その結果、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生成を防止する効果が期待できます。

プロペシアを使用すると、主に以下の副作用が発生する可能性があるため、注意が必要です。

【プロペシア(フィナステリド)の副作用】

  • 勃起不全や性欲減退などの性機能障害
  • 吐き気や食欲不振
  • 肝機能障害
  • その他(むくみや黄疸)

特に夫婦で妊活に励んでいる場合、性機能障害の影響で妊活がうまくいかない可能性もあります。子どもが欲しいと考えているなら、一度医師にその旨を伝えておくとよいでしょう。

関連記事:フィンペシアの副作用は?効果や飲み方、注意点をわかりやすく解説

ザガーロの(デュタステリド)副作用 

ザガーロは、2015年に販売が始まったAGA治療薬です。

デュタステリドと呼ばれる成分を含むザガーロを使用することで、5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型と呼ばれる酵素を阻害します。その結果、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生成を防止する効果が期待できます。

ザガーロを使用すると、主に以下の副作用が発生する可能性があるため、注意が必要です。

【ザガーロの(デュタステリド)の副作用】

  • 勃起不全や性欲減退などの性機能障害
  • 乳房障害
  • 肝機能障害
  • その他(気力の低下やうつ症状など)

ザガーロもプロペシアの副作用と似ていて、性機能障害が出てしまうこともあります。また、稀ではありますがうつ症状が見られることも。体に異常を感じたら、専門医師に相談にいきましょう。

関連記事:デュタステリドの副作用は?効果はや飲み方、注意点をわかりやすく解説

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルとは、アメリカのファルマシア・アップジョン社(現在はファイザー株式会社)が開発した血圧降下剤です。

1960年代に高血圧症患者の治療薬として使用されてきましたが、ミノキシジルの臨床実験を行った結果、多毛症の副作用が判明。以後、薄毛治療用の治療薬として研究・開発され始めました。現在では90カ国以上で認可されるAGA治療薬として使用されています。

ミノキシジルには血行促進作用があり、髪の毛の成長に必要な毛母細胞を活性化させる効果が期待できます。また、アポトーシス(毛母細胞を死滅させる作用)を抑制し、脱毛抑制効果も期待できるでしょう。

ミノキシジルを使用すると、主に以下の副作用が発生する可能性があるため、注意が必要です。

【ミノキシジルの副作用】

  • 初期脱毛
  • 皮膚炎
  • 動悸・息切れ
  • 頭痛・めまい
  • むくみ
  • 多毛症
  • 肝機能障害
  • 心疾患

ミノキシジルはもともと、高血圧の治療のために開発された薬のため、血流を促進するといった血管拡張作用があります。そのため、循環器系の疾患を持つ人は必ず医師に相談のうえ、使用するか検討してください。

AGA治療の副作用はいつから症状が出る?

AGA治療の副作用である初期脱毛は、治療開始から2週間〜1ヶ月で発症するとされています。しかし、初期脱毛は発症してから1〜2ヶ月程度で終わり、3ヶ月が経過する頃から生えてくるため、心配はいりません。

その他の副作用は個人差があるため、発症時期は異なります。不安な人は、AGA治療前に専門医に相談しておきましょう。

AGA治療で副作用を感じたときの対処法

AGA治療で副作用を感じたとき、対処法がわからず困る人もいるのではないでしょうか。

そこで、AGA治療で副作用を感じたときの対処法を解説します。

医師に相談する

AGA治療によって副作用が発生した際は、担当の医師に相談することが大切です。相談せずに放置し続けると、副作用が強まる可能性があります。

また、場合によっては重篤な健康被害を受ける可能性もあるでしょう。体調に異変を感じたら、すぐに医療機関を受診し、専門医に相談することをおすすめします。

薬の量を減らす

薬の量が多いことで副作用が発生しているケースがあります。その場合、薬の量を減らすことで副作用が治まる可能性もあります。とはいえ、自己判断で薬の量を調整することは控えてください。薬の量を減らす場合は、必ず担当の医師に相談し、指示に従って対応してください。

治療薬・治療方法を変更する

服用しているAGA治療薬を変えたり、治療方法を変えたりすることで、副作用が治まる可能性があります。

検討する場合は、必ず担当の医師に相談のうえ、変更してください。自己判断で薬の種類を変えたり、治療方法を変更したりすることは危険です。また、医療機関外の個人輸入品などは健康被害が生じるリスクがあるため、購入しないようにしてください。

AGA治療薬を服用・塗布する際の注意点

AGA治療薬は、正しい知識のもと、適切な方法で使用しなければ効果を得られません。また、副作用が強く出たり、症状が長く続いてしまう可能性があります。

AGA治療薬を服用・塗布する際は、以降の内容に注意して行いましょう。

副作用について正しく理解する

AGA治療薬には、副作用がつきものです。また薬の種類によって、起こりうる副作用もさまざまです。そのため、自分が使用するAGA治療薬に関する副作用は、使用前に必ず把握しておきましょう。正しい知識を身につけるためにも、クリニックで専門医から説明を受けることをおすすめします。

女性や子どもが服用できない薬がある

AGA治療薬のなかには、女性や子どもが服用できない薬があります。もし服用すると、薬ごとの副作用に加えて、ホルモンバランスが崩れてしまう可能性があります。また、妊娠中の人の場合は、胎児の成長に影響が出る場合もあるでしょう。

子どもの場合も同様で、成長に影響が出るケースが想定されます。AGA治療薬を使用する前に確認しておきましょう。

また、AGA治療をしている人が家族にいる場合は、誤って女性や子どもが服用しないように保管方法も気をつけてください。

服用中の献血・過度な飲酒は厳禁

AGA治療薬によっては、献血ができない場合があります。AGA治療薬に含まれる成分が男性ホルモンに作用し、女性や小児に悪影響を与える可能性があるためです。血液の中にもAGA治療薬の成分が溶け込んでいるため、献血をすることはできません。

また、過度な飲酒を行うと、肝機能障害などの副作用や、髪の毛の成長に悪影響が及ぶ可能性があります。そのため、飲酒をする際は、過度にアルコールを摂取しないようにしましょう。

まとめ

AGA治療薬には副作用がいくつかあります。代表的な副作用は、性機能障害、肝機能障害、頭皮のかゆみや赤み、かぶれなどです。ただし、使用する薬によって副作用は異なるため、使用前に確認しましょう。

また、副作用が発生した際は、適切に対処することが大切です。まずは、専門医師に相談し、そのうえで具体的な対処方法を検討してください。

AGA治療薬を服用・塗布する際は、副作用や禁忌・注意事項を把握し、専門医師の指導のうえ正しい知識のもと使用しましょう。

とはいえ、どのクリニックを選んだらいいかわからない人もいるかもしれません。そのような人は「Dr.AGAクリニック」がおすすめです。AGA治療専門のDr.AGAクリニックは、初月980円から薄毛治療が始められるため、通院しやすい価格で治療が行えるでしょう。治療は完全個室で行われるため、他の人と顔を合わせることなく、プライバシーに配慮されています。

もし、治療効果が得られなかった場合は、全額返金保証制度を活用することで、治療費を全額返金してもらえます。

オンライン診療も可能なため、仕事などで忙しい人も自宅にいながらAGA治療できる点も特徴です。カウンセリングだけでも可能なため、薄毛が気になって悩んでいる人は、まずカウンセリングを受けることをおすすめします。

薄毛や抜け毛が気になり、不安に思う人はぜひDr.AGAクリニックでカウンセリングを受け、AGA治療を受けてみましょう。


この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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