マラセチア菌とは？

頭皮の悪臭や赤み、フケなどを起こす原因と捉えられがちな“マラセチア菌”ですが、

本来は私たちの味方である常在菌です。

マラセチア菌は頭皮に限らず、体のあらゆる皮膚に存在している真菌（カビ）です。

雑菌や細菌の侵入を防いで皮膚を守る働きをしていますが、過剰な皮脂分泌や不衛生な状態が続くことで増殖し、私たちの敵となります。

脂漏性皮膚炎や背中ニキビでお悩みの方は、マラセチア菌が増殖傾向にあるため治療が必要になります。

特に、背中ニキビといわれる“マラセチア毛包炎”は自然治癒が難しい疾患です。

頭皮や背中など、普段と違う炎症やニキビなどが現れた場合は、専門医へご相談下さい。

増えすぎると体に害がありますが、基本的には悪さをする菌ではありません。

頭皮を清潔に保ち、皮膚の水分と油分のバランスを保ちながら上手に付き合って行きましょう。