界面活性剤とは、水と油を混ぜ合わせる性質を持つ成分のことを意味します。
石鹸をはじめとする洗剤の主成分であり、他にも化粧品や食品に及ぶまで幅広く使用されている成分です。
特にシャンプーに使われている界面活性剤は、頭皮の皮脂汚れを落とすのに欠かせない成分です。
頭皮の汚れは予洗いや湯シャンで約90%落ちると言われていますが、落ちない汚れの大半を占めるものは油分です。
お湯ですすいだだけでは頭皮の汚れが水をはじき、皮脂汚れを落とし切ることができません。
そこで界面活性剤の入っているシャンプーを使用することで、水分と油分が混ぜ合わさり、初めて油分や皮脂汚れの除去ができるようになります。
しかし、市販で販売されているシャンプーは界面活性剤の洗浄力が強すぎることもしばしば・・。
ご自身の肌質にあったシャンプーを見つけることが大切になります。
界面活性剤には天然のものと合成のものがあり、それぞれに特徴があります。
ソフトな洗いあがりの天然界面活性剤入りシャンプーは普段使い、
しっかり洗いの合成界面活性剤入りのシャンプーは整髪料を使用したとき。
などと使い分けをすることで、頭皮にかかる負担も最低限抑えることができます。
AGAやFAGAに関していえば、高級なシャンプーやノンシリコンシャンプーなど、特にこだわり抜いたものを使用する必要はありません。
AGAやFAGAの原因は遺伝的要素やホルモンによるものですので、シャンプーで進行を緩めることや改善は望めません。
しかしながら、頭皮環境を健康に保つことはとても大切になります。
フケや痒み・炎症などが気になる方は、皮膚科を受診される前にシャンプーの成分や洗い方について今一度見直してみてはいかがでしょうか。
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