前回の記事では、便秘の原因についてご説明しました。
今回の記事では、便秘の解消方法についてお伝え致します。
便秘は大腸のトラブルで起こることがほとんどです。逆に腸内環境を整えて、腸自体を健康にすることで便秘を解消させることができます。
それぞれの症状に沿った便秘の解消方法をご紹介していきます。
⓵弛緩性便秘
大腸の運動機能が低下することで起こる弛緩性便秘は、腹筋を鍛える・運動で体調を整えるなど、体を動かすことで改善が期待できます。
便秘の時には、普段しない運動やウォーキング、腹筋などを行いましょう。
慢性的な便秘に悩まされないために、慣れてきたら継続して運動を行うことが大切です。
軽めの運動で構いません。
体を動かすことで腸が刺激され、鈍っていた腸の動きを改善させることができます。
⓶直腸性便秘
排便のサインが起こらず、便が直腸に停滞してしまう直腸性便秘の場合は、機能障害を改善させる必要があります。
便秘の時には食物繊維が有効といわれていますが、食物繊維には“不溶性食物繊維”と“水溶性食物繊維”の2種類があり、直腸性便秘の場合は水溶性食物繊維を積極的に取り入れる必要があります。
2種類の違いについては次回の記事でご説明致します。
⓷痙攣性便秘
ほとんどの場合ストレスで起こっている痙攣性便秘は、ストレスを解消させることが一番の治療方法です。
しかし、ストレスが解消できないからこそ便秘になっているはずですので、まずはご自身のストレスを受け入れることから始めましょう。
ストレスで便秘になっていることを理解し、ストレスを緩和させるためのリラックス方法を見つけ、時間がないときでも身体を休める時間を作るなど、ストレスと上手に付き合っていくことが大切です。
その他、生活習慣の改善や水溶性食物繊維を積極的に摂取されることをお勧め致します。
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