今日の日本では人が意図せず飢餓状態になるのは極めて稀です。
しかし、極端な食事制限などの間違ったダイエットにより、体重減少とともに皮膚の乾燥や髪の毛の脱毛が起こることがあります。
時には心の健康状態までも崩壊し、鬱や自律神経失調症、女性は生理不順などを起こします。
髪の毛は体の栄養状態に敏感に反応します。
ダイエットのために、タンパク質や糖質、脂肪分などを極端に抑えた低カロリーの食生活は、体重の減少とともに、皮膚の乾燥や月経不順、びまん性脱毛症を起こす原因となるのです。
その後、拒食症や過食症を引き起こし身体全体に不調を引き起こすことも珍しくありません。
過度なダイエットは身体に様々な不調を招くため、脱毛症のみならず精神的な治療や投薬も必要になるため、治療期間は長期に渡ります。
その際、命に直接かかわる事のない脱毛症の治療は優先順位から外れ、脱毛症改善の治療を行うことも困難となるでしょう。
毛包は血液からの栄養素を吸収し成長しています。
過度なダイエットや栄養障害があると髪の毛の成長は阻害され、結果的に脱毛症を引き起こす可能性があることを把握したうえでダイエットを行いましょう。
必要な栄養素を補充することができなかった髪の毛は細く、パサパサと乾燥しますのでツヤがなくなります。
ダイエットをして美しく、かっこよく、見た目の改善を図るはずが結果的に、ダイエット以前よりもマイナスな状態となってしまえば本末転倒。
適度な食事制限に加え適度な運動で、ゆっくりと負担のないダイエットを行うことが何よりも大切です。
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