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白髪のメカニズム

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日本人の髪の毛はほとんどの場合、黒色をしています。

乳幼児や幼児の場合、毛が細く柔らかいため茶色く見える黒褐色で、年齢を重ねるにつれて黒く変化していきます。

個人差があるものの、早い方だと20代・30代から白髪が混ざるようになり高齢になるにつれて白髪の割合がとても高くなっていきます。

10代の頃から白髪が混ざる体質、いわゆる“若白髪”と呼ばれる遺伝的体質を持っている方もいらっしゃいます。

毛母メラノサイトの働きが低下すると徐々に、毛母メラノサイトが無くなっていきます。

毛母メラノサイトは再生能力も持ち合わせていますが、働きが低下することで再生自体がスムーズに行えなくなるのです。

毛母メラノサイトの働きや寿命はAGAやFAGAのように、ほとんどの場合遺伝的要素で決まっています。

遺伝的要素を多く持ち合わせていればいるほど、若いうちから白髪が発生し、さらに白髪の量も多くなっていきます。

毛母メラノサイトの働きが低下することで、メラニン色素の産生が不安定になるため、1本の髪の毛で黒い箇所と白い箇所が混在することもあります。

白髪の年齢的変化に対していえばほとんどの場合、食生活やストレスは関係しないと言われています。

それでも極端な食事制限や極度のストレスは、髪の毛に栄養を運ぶ働きを阻害をするだけでなく、栄養を送る血管自体を狭める原因となります。

残念ながら、海藻やサプリメントを摂取しても白髪の改善にはなりません。

現在の医療では白髪になってしまった髪の毛を回復させる方法はないのが現実です。

以前の記事でお話をしたように、白髪を抜き続けることによりヘアサイクルが終了すると、ヘアサイクルが終了した毛包から髪の毛が生えることは永久にありません。

白髪の改善として唯一取れる方法は、白髪染めなどのカラーリングだけということを理解し、必要以上に抜かない様に心掛けていくことがとても重要になります。

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