AGA

毛球と毛母細胞

AGA

髪の毛の一番深い部分にあり、通常は頭皮に隠れた膨らみの部分を毛球といいます。

毛球の下部には穴が開いていて、毛細血管が入り込み、毛乳頭細胞という細胞が集結しています。

毛乳頭細胞が存在する空間を毛乳頭といい、髪の毛の成長を調整している重要な組織です。

毛球の中には毛母細胞が並んでいて、毛母細胞が盛んに細胞分裂を繰り返すことにより髪の毛になる細胞を作り出すことができます。

AGAやFAGAを発症すると、髪の毛の成長期が短くなるため、毛細血管から栄養を送られる期間も短くなります。

すると、今まで盛んに行われていた毛母細胞の細胞分裂が滞り、細胞数が徐々に減少することで発毛までも滞るようになります。

毛母細胞の数や分裂の低下は、AGAやFAGAを発症してからすぐに起こるわけではありません。

しかし、AGA・FAGAは進行性の疾患であるため、徐々に進行しながら着実に細胞の数を減らしていきます。

毎日微量の変化では進行を自覚しづらい傾向にあるため、ご自身で気づいた頃には毛球内部にある毛母細胞の数が劇的に減少している可能性があります。

毛母細胞を増やして発毛を促すためには、ある程度の時間が必要です。

長い年月をかけて少しずつ進行した薄毛の状態を、都合よく直ぐに改善させることができないためです。

AGA・FAGAは着実に進行します。

少しでも髪の毛にご心配がある方は、お早めにご相談ください。

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