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新生児の脱毛

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赤ちゃんの後頭部が薄くなっていることに気が付くとびっくりされる方も多いのではないでしょうか。

産まれて間もないわが子の発毛状態を心配され、不安に思う親御さんもいらっしゃるでしょう。

しかし、赤ちゃんの脱毛は基本的に何の心配もいりません。

赤ちゃんには、新生児生理的脱毛と新生児後頭部脱毛という2種類の脱毛があります。

人間の頭には人によって個人差があるものの、約10万本から12万本の髪の毛が生えています。

胎児の頃には3ヶ月頃から毛包が形成され、前頭部から頭頂部の毛包は胎児7ヶ月から9ヶ月頃に次の毛周期に入ると言われていますが、後頭部の毛包は産まれてから休止期に入るため、枕などで擦れると簡単に抜け落ちます。

生後間もない赤ちゃんであれば一人で動くこともできず寝るのが仕事ですから、長時間同じ体制で寝続けるため、頭が擦れるということは想像しやすいかと思います。

これを新生児後頭部脱毛といいます。

産まれてからの髪の毛は生後6ヶ月までに生え変わると考えられています。

一部の赤ちゃんでは、前頭部から頭頂部にかけての髪の毛が生後数週間で一斉に休止期に入るため、髪の毛が多く抜け落ち薄毛になることがあります。

これを新生児生理的脱毛といいます。

生後の髪の毛は一斉に休止期へ移行し、やがて一斉に抜け始めるため不安になりますが、脱毛期を終えると成長期へ移行し、新たな髪の毛が一斉に生え始めますので心配はいりません。

赤ちゃんの成長を安心して見守りましょう。

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