髪の毛が生える毛穴の数は産まれてから死ぬまで変わる事はありません。
毛穴の数は産まれる前に、お母さんのお腹の中で決まります。
しかし、体毛や頭髪などの全ての毛は死ぬまで伸び続けるわけではなく、生後には毛の生え変わりがあります。
一つ一つの毛には寿命があり、一定期間伸び続けた後に成長を止めその後抜け落ちます。
毛が抜け落ちるのと同時に新たな毛が古い毛を押し出すように生えてきて、徐々に強くて太い毛へと成長していきます。
毛を伸ばしている期間を“成長期”といい、髪の毛の場合は個人差があるものの数年間伸び続けることが一般的です。
成長期の後半に差し掛かると毛母細胞の分裂が停止し、毛を作れない(作らない)状態になります。
成長が停止し、毛球が縮んでいく期間を“退行期”といいます。
退行期に入ってからも毛は直ぐに抜け落ちるわけではなく、数週間程はその場に留まっています。
この期間を“休止期”といいます。
その後、毛乳頭細胞から次の毛根を作る指令が出されると新しい細胞が反応し、毛の始まりとなる毛芽が作られます。
毛芽が発達していくことで再び成長期の毛根が産生され、新しい毛の成長とともに古い毛が抜け落ち生え変わる、という一連の流れを何度も繰り返しています。
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