AGA

旋毛と毛流

AGA

毛根の軸は、皮膚に対して直角に生えているわけではありません。

少し斜めに生えていることで毛流れ(けながれ)を作り出します。

流れに沿って傾く方向に立毛筋(りつもうきん)があります。

立毛筋は緊張や寒さなどを感じた時に交感神経の作用で収縮し逆立ちます。

いわゆる“鳥肌”の状態です。

それぞれの毛は皮膚に対して斜めに傾いていますが、バラバラに傾くのではなく、周りの毛と一緒に一定の流れを作るように傾いています。

特に髪の毛の場合は、体毛などと比べて長いため、傾きが非常に分かりやすい状態となっています。

旋毛(つむじ)となる部分は毛流(もうりゅう)の中心となるところで、渦巻き状になっている箇所を指します。

旋毛の中心部分である渦巻き状の部分は毛が少ないことが特徴です。

多くの場合、旋毛は頭頂中央部に一つですが、稀に二つ以上の旋毛があり、旋毛が前頭部に位置している方もいらっしゃいます。

日本人で旋毛が二つ以上ある人の割合は7%だといわれ、それ以上多いひとは3%程だという統計があります。

旋毛が複数個存在する場合、旋毛の中心部は毛が少ないため薄毛に間違われやすい傾向にあります。

旋毛の数によって、脱毛症の発症リスクが上がるという医学的根拠はありません。

薄毛とつむじの数は切り離して考える必要があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました