生活情報

髪の成分

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普段何気なく触っている髪。それは一体何でできているのでしょうか。

化学的な構成成分は、大部分がタンパク質であり、残りは脂質、メラニン色素、水分などです。毛髪のタンパク質は、シスチンというアミノ酸が多いのが特徴です。

人の体もタンパク質のかたまりです。髪や爪、肌の角質は、硬い性質のケラチンタンパク。肌や内臓は、軟らかい性質のコラーゲンタンパク。またタンパク質はアミノ酸が集合してできたものです。

毛髪の成分の大部分を占めるケラチンは、髪だけでなく爪や皮膚の角質層を形成する成分で、18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質の総称です。

弾力性があり水分を含む繊維状の細長いタンパク質であり、構成しているアミノ酸の割合によって、髪や爪の硬ケラチン、皮膚の角質層の軟ケラチンに分けられます。

また、ケラチンは絹や繊維など他のタンパク質にはほとんど含まれない、“シスチン”を約14~18%も含むことを特徴としています。

含硫アミノ酸の一つである“シスチン”は、髪に含まれているメチオニンからも合成されますが、メチオニンは体内で合成されない必須アミノ酸(動物が生命を保つために必要なアミノ酸のうち、体内で合成されず、食物から摂取しなければならないものの総称。その種類は動物によって異なり、人間の場合、成人では8種類。)になります。

大豆・小麦粉(全粒粉)・牛乳・レバー・玉子・肉・魚など普段の食事から摂取する必要があります。

アミノ酸の組成は食事に大きく影響されます。髪の原料となる種類のアミノ酸が不足すると、本来のアミノ酸組成とは異なった毛髪になることがあります。髪の健康、ひいては身体のためにも、皆さんバランスの良い食生活を心がけましょう。

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