頭皮の臭いには、分泌される皮脂量が大きく影響しています。
数日間洗髪をせずに頭皮に溜まった皮脂が酸化している臭い、帽子やヘルメットで蒸れた臭い、過剰な洗髪で頭皮のバリア機能が低下し、油分と水分のバランスが崩れたために過剰な皮脂が分泌されている場合など、原因は多岐に渡ります。
皮脂は髪を滑らかにしたり頭皮を守ったりと、とても重要な働きをしている一方で、洗髪してから半日程度で頭皮の毛穴に溜まってしまいます。
過剰に分泌された皮脂やフケを餌にして雑菌が繁殖し、強い臭いを発生させます。
普段は髪の毛で隠れている場所なので、顔の油分と同じように目立つわけではありません。
その為、ご自身の頭皮からどれくらいの皮脂が分泌されているか分からないかたも多いのではないでしょうか。
頭皮では、Tゾーンの皮脂量と比べて2倍ほどの皮脂が分泌されているといわれています。
特に男性は、男性ホルモンの影響で皮脂の分泌量が多くなりますので、女性よりも臭いが発生しやすくなります。
そして、男性の方に多い傾向にあるのが、洗髪後の自然乾燥です。
皮膚にはマラセチア菌という常在菌が存在しています。
マラセチア菌は湿った場所を好むため、長時間湿ったままの状態で頭皮を放置することにより、菌の異常繁殖に繋がります。
半乾きの洗濯物と同様、臭いの原因となりますので注意が必要です。
その他、不規則な食生活や睡眠不足から臭いの原因を作り出す事も。
身体の健康なくして、頭皮の健康はありません。
十分な栄養と休息を取り、悪臭からご自身を守っていきましょう。
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