医療情報

献血された血液には審査があります!

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前回の記事で、AGA治療薬服用中の男性は献血を控えるべきというお話をさせて頂きました。

血液中に、フィナステリドという抜け毛予防薬の主成分が漏れ出すことで、胎児の生殖器に奇形を生じさせる可能性があるためです。

そもそも、献血に使用される血液は“安全”なのでしょうか。

実は、献血によって確保できた血液はそのまま使用されているわけではありません。

厳密な検査を行い、基準値をクリアした安全な血液のみ輸血されているのです。

検査項目は、多岐に渡ります。

・ABO血液型検査

・Rh血液監査

・不規則抗体検査

・HLA(ヒト白血球抗原)検査

・梅毒血清学的検査

・B型肺炎ウィルス検査

・C型肺炎ウィルス検査

・エイズウィルス検査

・HTLBV-1(ヒトT細胞白血病ウィルス)抗体検査

・ヒトバルボウィルスB19抗原検査

上記の項目を含め、血液の安全性を確保するための検査を行っています。

そして、検査結果の報告を希望する場合、外部に漏れることなく献血者ご本人にのみ結果が報告されるようになっています。

検査項目によっては大変センシティブな内容も含まれているため、事前のヒアリングにて検査結果報告の拒否が行えるものもあります。

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