治療開始6ヶ月を過ぎたころ、患者様に少しずつ変化が見られます。
治療を開始してから止まっていたはずの抜け毛がまた増えてきた。というお声をよく耳にします。
これは初回のカウンセリング時にもお伝えをしているのですが、初期脱毛が終わってから半年から~9ヶ月後に始まる2度目の脱毛期で、この脱毛期を二次脱毛と呼びます。
ミノキシジルによる脱毛期は薬の作用による好転反応だと理解していても、実際大量の抜け毛を目の当たりにすると精神的にもストレスが溜まります。
しかし、ミノキシジルを減薬したり逆に体に負担がかかるほど濃度を上げたり、または服用を辞めてしまったりするとAGAが進行し、再びヘアサイクルが乱れる原因となります。
ミノキシジルを使用していてこれまでよりも細い毛や短い抜け毛が目立つようになってきたと感じられたら、脱毛期に入っていると自覚し、必要以上に心配することはありません。
あくまでも、AGAやびまん性脱毛症が原因でヘアサイクルが乱れて細く、短くなった髪の毛が抜けているだけです。
脱毛期が過ぎれば、また健康的な髪の毛が生えてくると覚えておきましょう。
当院で推奨している治療期間は、最低でも1年間です。
1年間の中で出来る限り乱れたヘアサイクルを改善し、薄毛改善に向けた治療を行っています。
治療終了後にも、生えた髪の毛を現状維持させるために、抜け毛予防薬の服用は必要となりますが、まずは1年間、集中して治療に取り組まれることで、薄毛の改善を目指して頂ければと思います。
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