医療情報

不眠症の治療①

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不眠症の治療には、薬を使用せず生活習慣を見直すなどして改善を図る“非薬物療法”と、薬を使用して不眠症を改善する“薬物療法”があり、症状や状況に応じて最も適切な治療法を医師の問診の上、判断します。

【非薬物療法】

・良い睡眠習慣を身につける

寝酒や喫煙、睡眠環境などを改善させ、眠りにつくための正しい習慣や環境を整える治療方法です。睡眠の正しい知識を学び、適切な睡眠習慣を身に付けることができれば、不眠症を改善できる可能性があります。

・高照度光療法

高照度光を一定時間照射し、睡眠時間を望ましい時間帯に矯正する治療法です。

高照度光は生体リズムの周期をずらす作用があるので、睡眠の時間帯がずれている不眠症患者の治療に用いられる治療法になります。

・認知行動療法

長い期間不眠状態が続くと、寝室に行くだけで不安や恐怖を感じる、プレッシャーを感じるなど、自分自身を追い込んでしまう行動がみられます。

認知行動療法は、上記のような睡眠に対する誤った考え方や習慣を、修正していく治療法です。

 

その他、眠った時間に拘らない・昼寝の時間は20〜30分以内にとどめる・毎朝同じ時間帯に起床するなど、生活習慣の改善も大切な治療の一つになります。

次回の記事では、不眠症治療の中でも代表的な薬物療法の内容をご紹介致します。

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