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産後鬱の治療

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産後鬱の治療は一般的なうつ病と基本的に同じ治療を行います。

ストレスを減らすための環境調整と、症状を抑えるために必要に応じて薬による投薬治療を行うのが一般的です。

薬は主にうつ状態を抑制させるものを使用しますが、症状に合わせて睡眠導入剤や不安を抑える薬を処方される場合もあります。

一般的な治療と大きく異なる点は、授乳に影響のない薬を選択する必要があることです。

授乳を通して、赤ちゃんへ何かしらの影響が出てしまえば、本来必要のなかった赤ちゃんへの治療も必要となり、赤ちゃんだけではなく、鬱状態の母親へもマイナスの影響を与えます。

例え赤ちゃんへ影響のない薬だと分かっていても、子供を守りたいと思う母親の気持ちにはとても大きな力があります。

薬を飲むこと自体に抵抗があって当たり前ですので、その場合は、認知行動療法や対人関係療法も合わせて行う場合があります。

産後鬱を発症した場合は、ご自身やご家族が専門医と納得のいくまで話し合いを行い、症状の改善はもちろん、治療をすることでさらに負担が増えることのないよう、細心の注意をはらいながら治療を行っていくことが最も重要だといえるでしょう。

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