筋肉痛はどのようにして起こるかをご存知でしょうか。
最近ではコロナの感染人数も激減しようやく外に出られる機会が増えたため、鈍った体を動かしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかし、久しぶりに体を動かしたり慣れない動きをしたりした後は、筋肉痛が起こりやすくなります。
せっかくリフレッシュしようとしても、筋肉痛の不快感があると運動を継続したいという気持ちが薄れてしまいます。
そこで、筋肉痛のメカニズムをしっかりと把握し、疲れにくい体作りのポイントを知ることで、筋肉疲労や筋肉痛を防ぐ術を身につけてみてはいかがでしょうか。
筋肉痛とは、運動によって生じる筋肉の痛みです。
以前は激しい運動をすると、筋肉に疲労物質である乳酸がたまり、筋肉痛を引き起こすと考えられていました。
しかし、乳酸はエネルギーとして再利用できることがわかり、現在乳酸は疲労物質ではないと認識され始めています。
新たな見解として言われているのは、運動による筋繊維の損傷を修復する際に炎症が起こって痛みを引き起こすという説です。
普段使わない筋肉を使ったり、同じ動作を繰り返したりすると、筋肉を構成している繊維に細かな傷ができます。
傷んだ箇所を修復する過程で炎症反応が生じてブラジキニンなどの痛みを生み出す刺激物質が生成され、筋肉痛が起こると考えられています。
筋肉痛を起こすと、炎症部位に熱や腫れを生じるようにもなりますが、軽い筋肉痛であれば数日で症状の軽減が見られるようになります。
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