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肌のかゆみの原因

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冬になると肌が乾燥し、痒くなりますよね。痒くて我慢できずにかいてしまいがちですが、肌をかいてしまうと表皮が荒れて少しの刺激にも敏感になり、悪循環を起こしてしまいます。特にアトピー肌のような慢性の肌荒れの状態になると、痒みを感じる神経(知覚神経C線維)が表皮の近くまで伸びてきて、より強く痒みを感じるようになります。

アトピー肌=皮脂や汗の分泌が少なくセラミドなどの保湿成分が減少し少しの刺激でも痒みを感じる肌

痒みにはさまざまな原因がありますが一番多いのが「乾燥」です。

日常生活で最も注意する必要があるのが「入浴」です。お風呂に浸かると潤っていると思いがちですが、温度が高いと逆効果になってしまいまので40℃以下が理想です。また、肌を洗う際にゴシゴシと洗うと石鹸の成分が皮脂を奪うだけでなく肌荒れも引き起こしてしまいます。お風呂上りにタオルで強く拭いてしまうのにも注意が必要です。

【肌の乾燥による痒みを防ぐには】

・自分に合う保湿剤を使う

保湿剤は製品によって、コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド、尿素、ワセリン、などさまざまな成分が含まれています。肌の状態は人により違い吸収率も効果も異なります。自分に合ったものを選びこまめなケアが大切です。

・ビタミンが豊富な食事

ビタミンには肌の代謝を促進し潤いを保つ働きがあります。特にビタミンAとビタミンCは効果が高く、ビタミンCにはコラーゲンの生成を助ける効果や、シミ、シワを防ぐ抗酸化作用もあります。

ビタミンA:ウナギ レバー かぼちゃ 人参など

ビタミンC:イチゴ、キウイ、サツマイモ、芽キャベツなど

・ストレスをためない

私たちの体はストレスを受けると、対抗するために副腎皮質からステロイドホルモンを分泌します。このホルモンは脳の活動にもかかわる重要なものですが、分泌量が必要以上に増えてしまうと、皮膚代謝の乱れや記憶機能の障害、インスリンの機能低下などさまざまな悪影響をもたらします。特に睡眠不足は体に大きなストレスを与えてしまいます。

痒みが治まらない場合や何度も繰り返す場合には、乾燥以外の可能性があります。食事、化粧品などの「アレルギー性」や温熱蕁麻疹や寒冷蕁麻疹などの「機械性」などがありますが、特に注意が必要なのが「内臓疾患」による痒みです。単純な痒みと思い放置してしまうと、病気そのものの悪化に繋がります。原因となる病気として糖尿病や、腎不全などが知られています。かゆみの受診からこれらの病気が発見されることもあるので、かゆみが治まらない、繰り返す場合は乾燥以外の原因を疑ってみる必要があります。

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