ヒートショックをご存知でしょうか。ヒートショックとは温度の急激な変化が身体に与えるショックの事です。それにより血圧の大きな変動を引き起こし全身の血流量の減少を招きます。その結果、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こしてしまうのです。
特にヒートショックは入浴時に発症することが多く11月~1月の冬の時期に多く発症します。寒い脱衣所や浴室から熱い湯水に浸かることでヒートショックが起こるのです。
ヒートショックによる死亡率は65歳以上の高齢者が多く、死者数は年間で7000人以上といわれています。消費者庁の調べによると、高齢者の不慮の事故による死因は、「転落・転倒」「誤嚥等の窒息」「不慮の溺死・溺水」の順に死亡が多いことが報告されています。
ヒートショックになった時の症状として
軽度:めまい、立ちくらみ
【対処法】症状が落ち着くまで安静にする。
重度:呼吸困難、胸の痛み、頭痛、嘔吐、意識の消失、呂律が回らない
【対処法】1救急車を呼ぶ
2浴槽の水を抜く
3浴槽からゆっくり身体を引き上げて横になる
ヒートショックになった人を見つけた場合は、口や鼻に水が入らないように浴槽の水を抜き浴槽から出して救急車を待ちましょう。
一人で担ぐことが難しい場合は溺れないように浴槽の水を減らしましょう。
頭痛や呂律が回らない、嘔吐、意識の消失の場合は脳卒中の恐れがあるので、直ぐに救急車を呼び無理に動かさず揺さぶったりしないように注意しましょう。
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