前回の記事では、梅流しについてご紹介をさせて頂きました。
梅流しを行う場合には、事前準備としてある程度の断食が必要となる場合がありますが、断食までの極端な食事制限は勇気が必要、空腹に耐えられるか分からないというお声も耳にします。
また、梅流しを行う際の調理過程が面倒、ゆっくりと梅流しを食べている暇がないという方が多いのも現状です。
そんな方へ、梅流しのような速攻性はないものの、同じ様に便通を促す効果があると言われている“梅白湯”についてご紹介致します。
梅白湯は読んで字のごとく、白湯の中に梅干しを入れて飲むという、至って簡単な調理方法で行える健康習慣です。
梅白湯の効果をご紹介致します。
・デトックス効果
梅流しでもご紹介をしたように、梅干しには整腸作用や胃腸の働きを活発にして、不要なものを体外へ排出する働きがあります。
また、白湯にも整腸作用があるため、同時に摂取することで効果的にデトックスが促されると考えられています。
・ダイエット効果
梅干しに含まれる“バニリン”という成分には、脂肪燃焼効果があります。
バニリンとは、バニラの香りの主成分であり、バニラ・ペルーバルサム・チョウジの精油に含まれている成分です。
バニラのあの甘い香りの主成分がバニリンですが、意外にも梅干しにも含まれています。
バニリンは簡単に手にすることのできる食物の中では、梅干し以外にはあまり含まれておらず、香料として加工されたされたものが使用されることが多い成分になります。
バニリンは体内の脂肪細胞に刺激を与える作用があるといわれており、その刺激によって脂肪細胞が減少し、小さくなっていくことで体重が減少することが期待されています。
バニリンは加熱をすることで、梅干しに含まれているバニリンの量が約20%増加するという研究結果が出ています。
デトックス効果やダイエット効果を期待する場合には、白湯に入れる前に1分程度レンジ等で加熱してから頂くと良いでしょう。
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