定期的なサウナ通いには体重減少に繋がる効果があります。
ここで誰もが想像する減量の要因は、大量の発汗作用による一時的な体重減少だと考えるでしょう。
しかしながら、理由はそれだけではありません。
サウナに入ると熱の刺激で交感神経が活発になり、心拍数が上がって発汗作用が起こります。
心拍数の増加により心臓が通常時よりも早く鼓動することによって、体はより多くのカロリーを消費しようと稼働します。
また、サウナに5分〜10分入ることで体温が1度ほど上昇します。
体温が上がれば代謝が12〜13%アップするといわれており、体に溜まっていた老廃物や疲労物質が排泄されます。
この排泄効果により、皮膚から出る“汗”と各器官からの排泄物である“尿・便・月経”の2つのルートが活性化し、さまざまな不調が改善されることで代謝アップやダイエットの効果が期待出来るのです。
余分な老廃物や疲労物質が排泄されると、浮腫や筋肉疲労が解消し、痩せやすい体質へと変化するということです。
前回の記事では、サウナに入ると良質な睡眠が取れるようになるとご紹介をしましたが、睡眠力が上がることでもダイエット効果が期待できます。
睡眠不足だと脂肪を溜めるホルモンである”コチゾールや、食欲を増進するホルモン“グレリン”の分泌量が増えます。
逆に良く睡眠が取れている状態だと脂肪を燃やす成長ホルモンや、食欲を抑えるホルモン“レプチン”の分泌量が増えることが分かっています。
そしてサウナを定期的に3ヶ月ほど継続した結果、ホルモン分泌量が整いよく眠れるようになったことで、過剰な食欲が抑えられたという研究データもあります。
この事からサウナは、一時的な水分排出が理由で痩せることが出来るのではなく、根拠のあるダイエット方法だと考えることが出来るのです。
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