加齢臭は、加齢に伴い発生する中高年特有のニオイです。
体は、潤いを保持するために皮脂を分泌していますが、年齢を重ねるとパルミトレイン酸と皮脂が酸化し、過酸化脂質が増加します。
パルミトレイン酸と過酸化脂質の2つが結びついて、皮膚常在菌の作用により酸化・分解されノネナールという物質ができるのですが、これが加齢臭の原因です。
女性は、女性ホルモンにより皮脂が過剰に分泌するのを抑えていますが加齢とともに女性ホルモンが減少し、逆に男性ホルモンの働きが活発になるのです。
その影響で皮脂分泌が促進され、加齢臭も発生しやすくなり、更年期以降は年々強くなるといわれています。
ストレスも加齢臭を強くする要因のひとつ。ストレスにより活性酸素が生じると皮脂が酸化し、体臭が強くなる傾向があります。
ストレスを上手に発散することを意識すると、加齢臭を抑制することにも繋がります。
加齢臭の対策法
【食事】
加齢臭は食事の見直しにより抑える事が可能です。
動物性脂肪の摂りすぎに気をつけて、酸化を抑制する食品を選ぶようにしましょう。
ビタミンCを含む柑橘類や、ビタミンEが豊富なカボチャやほうれん草、ナッツ類の他にポリフェノールを多く含むブルーベリー、豆乳やごまなどを積極的に摂取するのもお勧めです。
【運動】
運動不足になると、汗腺の機能が低下してしまいます。
適度な運動や入浴などで汗をかき汗腺の機能を鍛えるように心がけると良いでしょう。
運動が苦手な方は、入浴時42〜43度程度のお湯で15分程度半身浴後、ぬるめのお湯を加えて37〜38度にし10分程度浸かってください。
続ける事で汗腺の機能を鍛えることができますよ。
生活習慣を改め、健康維持とニオイケアを始めてみませんか?
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