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男性の更年期障害について

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男性の更年期障害は、男性ホルモン《テストステロン》の低下が原因です。

テストステロンは骨格や筋肉など男らしい身体を作るほか、生殖機能と認知機能を高めたり肉体や精神の健康にも関与します。

男性ホルモンの低下で起こる症状は、女性の更年期障害と似ており、筋力低下や関節痛、筋肉痛、異常発汗などのほか精神面では興味がわかない、不眠、不安感、集中力や記憶力の低下など様々な影響があります。

男性特有の症状としては、性欲の減退や勃起力の低下などが起こります。

症状が現れても、加齢やただの疲れと見逃されがちです。

更年期障害が起こる年齢には個人差があり、男性ホルモンの分泌の低下が始まる40歳以降、誰にでも起こる可能性があります。

また、生活習慣や社会的活動も深く関与しているため、定年後の男性が更年期障害になるケースが多いようです。

家に引きこもりがちになる事で人との接触が減り、テストステロンを分泌する機会も大きく減少してしまい、結果として更年期障害の発症からうつ状態に陥ってしまうのです。

テストステロンには、記憶をつかさどる海馬を活性化させる働きもあるので、減少すると認知機能が低下し認知症に繋がってしまう恐れがあります。

予防には、男性ホルモンの分泌量を増やすことが大切です。

良質な睡眠をとる

就寝中は分泌量が増えます。良質な睡眠のためカフェインの摂取は控えめにし、寝る1時間前からスマートフォンやパソコンは見ないように心がけましょう。

ストレスの発散

過度なストレスは男性ホルモンの生成を妨げてしまいます。

階段の昇り降りで下半身の筋肉を動かし分泌を促すなど、適度な運動を意識しましょう。

競争心

他者と競い合い、達成感を得ることはテストステロンの分泌を活性化させます。

スポーツの観戦やゲームをするのも良いと言われています。

仕事や趣味などで人生が充実している人は男性ホルモンの分泌が低下しにくく、役割を与えられたり、認められる事で回復することがあります。

適度な運動や友人の集まりで会話をするなど、刺激を受ける機会を積極的に設けましょう。

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