FAGA (女性男性型脱毛症)は女性の薄毛の総称を指す言葉で、男性のAGAとは違ったメカニズムで発症します。
男性の薄毛(AGA)は、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが原因で髪が太く長く成長するまでに抜けてしまいます。
女性の薄毛の原因は、頭皮疾患や加齢によるホルモンバランスの乱れが殆ど。
加齢によりエストロゲンが不足すると白髪や抜け毛の増加、髪のハリやコシがなくなってしまいます。
FAGAの症状や原因には個人差があります。
ストレスや環境、産前産後・加齢によるホルモンバランスの変化の他に、頭皮にフケが出て菌が繁殖したり、カラーやパーマによる頭皮トラブルが薄毛や抜け毛に繋がってしまう事もあります。
通常は短い期間ではなく徐々に髪質が細くなり、ある日気づくと薄毛が気になるというケースが多いです。
分け目だけが気になっていた方も、進行すると全体的に薄くなり頭皮が透けてしまう場合もあります。
FAGA初期段階に「Ⅰ型」と呼ばれるものがあります。
特徴は「正面から見た時に頭頂部が薄くなっている状態」
この時点で薄毛に気づき、早めに対策をとることが重要になってきます。
ホルモンバランスが原因の場合は放置してしまうと症状が進行し、AGAと同じような頭頂部になってしまう可能性もあります。
FAGAの分類であるⅡ型の特徴は「Ⅰ型と比較して脱毛の範囲が拡大している状態」です。
前述したⅠ型の「正面から見た時に頭頂部が薄くなっている状態」より薄毛の範囲が拡大していればFAGAが進行しているとされます。
Ⅲ型まで進行すると男性のAGAと変わらない状態となります。
Ⅲ型は「正面から脱毛の範囲が後退している状態」を指し、Ⅲ型まで進行すると客観的に見ても薄毛が分かる状態になります。
FAGAは進行するほど、髪の量や若々しさを取り戻すのに時間がかかってしまいます。
そのため、FAGAについて正しい知識をつけ初期の段階で治療を開始されることをお勧めします。
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