音読と黙読の効果

健康

《音読》とは文章を声に出して読むことですが、学生の頃の授業や、お子様への絵本の読み聞かせのイメージがある方も多いかもしれません。

最近ではスマートフォンが普及しゲームや動画、SNSなど1人で楽しめるツールが増加しています。

さらにコロナ渦で人との会話や言葉を発する機会が減り、前頭葉の働きが弱ってしまうことで、コミュニケーション能力の低下が危惧されています。

音読や朗読をすると前頭前野を中心に脳の働きが活発になり、読解力やトーク力の向上、認知機能、口腔機能低下の予防・改善など様々な効果が期待できます。

声帯の筋肉も鍛えられ活舌が良くなり、ハキハキとした元気な声が出るようになるでしょう。

前頭葉を刺激した時に分泌されるセロトニン(幸せホルモン)はストレスを軽減し、脳のアンチエイジングにも効果的です。

対して《黙読》とは文章を声に出さず頭の中で読むことです。

黙読のメリットは場所を選ばず、音読よりも速く読むことができる点にあります。

その他、文章の内容を体制化して記憶する場合には、音読よりも記憶に定着しやすく有効だと言われています。

音読を10分以上継続して行うことで脳が活性化しやすくなります。

朝に脳を活性化すると1日のパフォーマンス力が上がりますので、毎朝10分の音読を習慣化すると良いかもしれません。好きな小説などを音読して脳の老化予防を行ってみてはいかがでしょうか。

音読と黙読、自身の目的や状況に応じて使い分け、健康の維持に繋げましょう。

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