ヒートショックプロテイン(以下HSP)とは、「熱ショックたんぱく質」のことで、熱ストレスが体や肌に加わると増加するたんぱく質です。
人間の身体は60兆個の細胞で作られており、殆どの細胞はタンパク質で構成されています。
紫外線など様々なストレスを受け、細胞のタンパク質が障害を受けると細胞はHSPを作り傷ついた細胞を元の健康な状態に戻そうとします。これを自己回復力と言います。
入浴でHSPを作り出す方法
HSPは体温を38度程度まで上げると、体内で作り出されます。
まず平熱を測り、平熱より1.5度上げるのを目標にすると良いでしょう。
1.40℃のお湯に10分ほど浸かる
2.慣れてきたら温度を42℃に上げ10分浸かる
3.入浴後10分程度保温する
入浴後も体温を測り、保温をして冷房などで身体を冷やさないようにしましょう。
毎日実践すると身体が熱ストレスを感じなくなり、HSPが作られなくなってしまいます。
週2回程度を目安に試してみてくださいね。
入浴前後には水分補給をしっかり行い、脱水症状や熱中症などに注意してください。
入浴で体を温めると脳内でエンドルフィンという神経伝達物質が分泌され、疲労や痛みを緩和する効果もあります。
お湯の温度を42度以上にしてしまうと体や心臓に負担がかかる場合があります。
また、急激な温度差により血圧が変動すると失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす恐れがありますので病歴や持病がある方、体調が優れない方、高齢者の方は控えましょう。
頭皮にHSPを増やす方法としてはシャワーで頭皮を加温することです。
シャンプー前に2分程度、38℃前後のシャワーを頭皮全体にかけましょう。
加温し、血行促進されることで汚れが落ちやすくなる上、頭皮にヒートショックプロテインを増やすことでき、頭皮環境の改善に期待できます。
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