円形脱毛症には、いくつかの種類があります。
それぞれの原因と治療法をしっかり理解し、専門医に早めに相談されることをお勧め致します。
【単発型・多発型】
円形脱毛症の中で最も多くみられる脱毛症が“単発型円形脱毛症”です。
皆さんがイメージする円形脱毛症の多くが、単発型円形脱毛症ではないでしょうか。
頭皮に円形や楕円形の脱毛が一ヵ所だけみられるケースです。
単発型円形脱毛症が複数個発生する、脱毛が繋がる、脱毛部位が広がるなど、症状が増えると“多発型円形脱毛症”となります。
【全頭型】
多発型脱毛症から、症状が進み頭皮全体に広がった場合や全体の髪の毛が全て抜け落ちてしまった場合を“全頭型脱毛症”といいます。
【蛇行型】
脱毛箇所が細長く広がっていく脱毛症を蛇行型脱毛症といいます。
側頭部から後頭部にかけて蛇のような形で広がることが多く、円形脱毛症の中でも比較的発症が少ないケースです。
【汎発型】
抜け毛の範囲が頭髪だけでなく全身に及ぶケースを“汎発型脱毛症”といいます。
まつ毛や眉毛、体毛など、あらゆる範囲の毛が抜け落ち、円形脱毛症の中で最も治療が難しいと言われています。
原因や治療法は患者様ごとに様々であり、一概にこれが良いと言った概念はありません。
円形脱毛症を発症するだけでも患者様にかかるストレスは莫大であり、心のケアは治療の中で最も大切になります。
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