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ヘアサイクル(毛周期)とは?髪の毛の生え変わりとAGAとの関係

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AGAや薄毛のことを調べると必ずと言っていいほど目にする言葉のひとつである「ヘアサイクル」。AGAによる薄毛にお悩みであれば理解しておきたい言葉です。

「ヘアサイクル」とは髪の毛が生え変わる一連の流れのことをいいますが、AGAとヘアサイクルの関係性を理解することで不安なくAGA治療を受けることができるでしょう。また薄毛に悩まれている方も知っておくことは重要です。

ここではヘアサイクルはどういう流れなのかについての詳しい解説から、ヘアサイクルとAGAとの関係、ヘアサイクルが乱れる原因についてまで説明していきます。

ヘアサイクル(毛周期)とは?

髪の毛は地肌から出て目に見えている部分の「毛幹」と地肌の中に埋まっている部分の「毛根」に分かれています。毛根の一番奥に存在する毛球で、乳毛頭が髪の毛の元となる毛母細胞に髪の毛を作るように指示を出し、毛母細胞が分裂を繰り返して髪の毛へと成長していきます。

毛根から分裂を繰り返し成長してきた髪の毛が抜け落ちて、再び生えてくるまでの髪の毛の生え変わりをヘアサイクル(毛周期)と呼びます。一生のうちヘアサイクルが行われる回数は決まっており、回数が終了した毛根からは髪の毛は生えてきません。回数に個人差はありますが、だいたい15~20回といわれています。髪の毛はそれぞれ1本1本異なるヘアサイクルで成長しているため、すべての毛がまとめて抜けるわけではありません。

ヘアサイクルは大きく分けて「成長期」「退行期」「休止期」の3つの周期に分かれています。男性が3~5年、女性が4~6年かけて1周します。それでは、毛周期を構成する3つの周期を詳しくご紹介します。

成長期

成長期とは毛髪の細胞分裂が活発に行われ、髪の毛が太く・強く成長する時期です。成長期では毛母細胞が毛乳頭細胞から栄養を受け取り、髪の毛を成長させます。

成長期はさらに細かく、早期・中期・後期の3段階に分けられ、早期成長期で髪の毛の成長が始まり、中期成長期から後期成長期にかけて、髪の毛が太く・強く成長します。

健康な状態の髪の毛であれば成長期は約2~6年あり、髪の毛全体の約85%から90%と髪の毛の大部分が成長期にあたります。

退行期

ヘアサイクルの大部分を占める成長期が終わると、次に退行期へと差し掛かります。

毛母細胞へ栄養を送る毛乳頭細胞が、毛母細胞から徐々に離れていき、髪の毛の成長が鈍くなっていきます。

健康な状態の髪の毛であれば、髪の毛全体の約1%がこの退行期にあたり、2週間~3週間ほどの時間をかけて、毛乳頭細胞が毛母細胞と離れ、やがて髪の毛の成長が止まります。

休止期

ヘアサイクルの退行期を過ぎ、髪の毛の成長が完全に停止すると、最後に休止期を迎えます。

休止期では毛母細胞の分裂が停止し、成長を終えた髪の毛は洗髪やブラッシング時に抜け落ちはじめます。抜け落ちた後には新しい髪の毛が生え始める準備が始まり、再び成長期のサイクルへと戻ります。

健康な状態の髪の毛であれば、全体のおよそ10~15%がこの休止期にあたり、3~4カ月ほどの期間になります。

ヘアサイクルとAGAとの関係

AGAになるとヘアサイクルにどのような影響を及ぼすのでしょうか。AGAはヘアサイクルを乱して薄毛リスクを高めてしまいます。ではAGAがヘアサイクルに与える影響を詳しく解説していきます。

AGAはジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる悪玉男性ホルモンが原因で発症します。ジヒドロテストステロンは男性ホルモンのテストステロンと頭皮に分布する5αリダクターゼという還元酵素が結合して変換されます。

ジヒドロテストステロンは男性の発育に欠かせないホルモンですが、分泌量が増えると薄毛を引き起こす可能性があります。

ジヒドロテストロンがアンドロゲンレセプターと呼ばれる男性ホルモン受容体と結合すると、脱毛シグナルが生成され、上の図のようにヘアサイクルを乱して成長期を大幅に短縮させてしまいます。正常であれば成長期に2~6年かけて髪の毛が成長するところ、AGAになると数ヶ月〜1年ほどの期間に短縮します。

成長期が短縮した髪の毛は、本来は太く長くなるべき髪が短く細い状態で成長してしまい、このことを毛髪のミニチュア化といいます。これによって抜け毛が増えることはもちろん、生える毛髪も細く短いため髪の毛全体のボリュームがダウンし、頭皮が露出するようになります。

また、ヘアサイクルが行われる回数は決まっているとお伝えしましたが、成長期が短縮するとヘアサイクルも短縮され、その分生え変わりの回数が行われるため、一生分のヘアサイクルが早く終了してしまうことになります。ヘアサイクルが終えた毛根からは毛が生えてくることはなくなり、この段階になってしまうと現代の治療では髪の毛を生やすことは難しいとされています。ですのでAGA治療を始めるのであればヘアサイクルの寿命がこないうちに早めに治療を開始することが重要になります。

ヘアサイクルが乱れる主な原因

ヘアサイクルが乱れる原因としてAGA以外にも以下のようなさまざまな原因が考えられます。

・生活習慣の乱れ

・ストレス

・加齢

それぞれどのようにヘアサイクルに影響を与えるのか詳しくみていきます。

生活習慣の乱れ

ヘアサイクルに影響する生活習慣の乱れは、「栄養バランスの偏った食事」「睡眠不足」「過度の飲酒・喫煙」です。

私たちの体は食べ物から摂取した栄養で成り立っています。髪の毛も同じで食事からの栄養が髪の毛の成長に影響を与えます。ファストフードやインスタント食品などの栄養バランスが偏った食事は健康な髪の毛が育つためのタンパク質やビタミン・ミネラルなどの栄養素が不足するだけでなく、頭皮の皮脂量が増えるという頭皮環境の悪化をも招きます。

睡眠不足もヘアサイクルを乱す一因です。髪の成長や頭皮の新陳代謝に大きく関わっている成長ホルモンは睡眠中の特に深い眠りの時に多く分泌されます。なので睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減少し髪の毛の成長を妨げ、ヘアサイクルを乱してしまう恐れがあります。

過剰な飲酒や喫煙といった習慣も髪の毛には良くありません。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため血行が悪くなり、髪の毛に必要な栄養が運ばれなくなり髪の毛の成長を妨げる恐れがあります。また、アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに変換されます。アセトアルデヒドは髪の毛の成長に必要なアミノ酸やビタミンなどの栄養素を大量に消費するため、ヘアサイクルが乱れる原因になり得ります。

ストレス

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、人はストレスを感じると自律神経のバランスが乱れ交感神経が過剰に働きます。交感神経が活発になることで緊張状態が強まり血管が収縮し血行が悪くなります。髪の毛を成長させる栄養は血液によって運ばれますので、血液の循環が悪くなると髪の毛を成長させるための栄養が頭皮に届けられなくなり、ヘアサイクルが乱れる恐れがあります。

加齢

加齢もヘアサイクルを乱す原因のひとつです。加齢に伴い容姿が老いていくのと同様に体の中の細胞も老化します。髪の毛の元になる毛母細胞の働きも衰えていくためヘアサイクルが乱れる可能性があります。また加齢によって頭皮が硬くなってくることにより、血流が悪くなります。これにより髪の毛の成長に必要な栄養や酸素が頭皮まで届きにくくなることもヘアサイクルが乱れることにつながります。

ヘアサイクルを整えよう

薄毛はヘアサイクルの乱れによって深刻化してしまうため、薄毛を予防・改善するためにもヘアサイクルを整えることが必要になります。ヘアサイクルを整えて正常に戻す方法は次の3つがあります。

・生活習慣を改善する

・ストレスを発散する

・AGA治療を始める

栄養バランスの取れた食事を心がけて、質のいい十分な睡眠時間を確保しましょう。飲酒や喫煙の習慣がある方は急にやめることは難しいと思うので、減らしていくことを意識しましょう。

ストレスをため込まないように、趣味に没頭する時間を作ったりスポーツをするなど自分に合うストレス発散方法を探してみてください。

ヘアサイクルの乱れを改善するもっとも効率的な方法はAGA治療を開始することです。AGAによってヘアサイクルが乱れている場合は、内服薬や外用薬による治療が有効です。AGA専門のクリニックを受診することで個々の症状に合った治療法を提案してもらうことができます。また、AGAは進行性のため発症している場合は、できるだけ早めに治療を開始することをおすすめします。

まとめ

ヘアサイクル(毛周期)とは数年かけて髪の毛が生えてから抜け落ちる周期のことをいいます。正常であれば健康的な髪の毛の毛量が維持できますが、何らかの影響によってヘアサイクルが乱れると髪の毛のボリュームが減ったり、薄毛を感じたり、最終的には髪の毛が生えてこなくなってしまいます。

ヘアサイクルが乱れる原因に心当たりがあれば、食生活を整えたり睡眠時間を確保するなどの習慣の見直しから始めてみましょう。もしセルフケアでも改善が見られない場合は、AGAを発症している可能性もあります。AGAを発症している場合は早い治療が望ましいため、できるだけ早くクリニックを受診しましょう。

AGA治療を始める際には医師による診察や検査を経て、治療薬を使用しても問題ないかどうか判断してもらう必要があります。少しでも抜け毛や薄毛が気になる方は、Dr.AGAクリニックまでお問い合わせください。

当院は、通院しやすいように各駅徒歩1分の立地で開院し、オンライン診療にも対応。もしまったく治療効果が得られなかった場合には、全額返金保証の制度もご用意しています。

AGAは自力で改善させることはできず、放置しておくことでどんどん進行してしまう病気です。不安な方はお気軽に当院までお問い合わせください。

この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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