女性の髪の毛は1日にどれくらい抜ける?異常な抜け毛の原因と対策を解説

女性の髪の毛の1日に抜ける本数

女性の頭皮には、平均して約10万本の髪が生えています。このうち、1日に50~100本程度の髪が抜けるのは自然なことです。これらの抜け毛は、毛髪の「成長期」「退行期」「休止期」というヘアサイクルの一部であり、健康的な髪の生え代わりといえます。

女性で髪の毛が異常に抜ける場合にチェックすべきこと

「最近、髪の毛が異常に抜ける気が……」と感じた女性は、気のせいなのか、実際に異常な抜け毛が起きているのか、「抜け毛のパターン」「抜け毛の状態」「頭皮の状態」から状況把握を行いましょう。

まず、抜け毛のパターンは、頭頂部や前頭部など特定の場所が集中して抜ける場合や、頭全体が薄くなるなど、人によって様々です。

また、抜け毛の状態にも注目してみましょう。健康な髪の毛と比べて、毛根が白く細くなっていたり、毛髪自体が短かったりする場合は、注意が必要です。

さらに、頭皮の状態も重要なポイントです。かゆみ、赤み、フケなど、頭皮に異常が見られる場合は、気のせいではなく実際に異常な抜け毛が起きている可能性があります。

上記のポイントが当てはまった方は、ぜひ以下の薄毛の原因についても読み進めてみてください。

女性の薄毛の共通原因   

女性の薄毛には、さまざまな原因が絡み合っています。ホルモンバランスの乱れは、薄毛の代表的な要因です。さらに、不規則な生活習慣や過度なストレスも、頭皮環境を悪化させ、薄毛の進行を促します。これらに加えて、遺伝的要因や過度なヘアケアによる頭皮ダメージも見逃せない要素です。  

女性の薄毛の共通原因 についてさらに詳しく知りたい場合は、「女性に多い薄毛・脱毛症の原因」をご覧ください。   

女性の異常な抜け毛の主な原因

生活習慣が薄毛に与える影響 

食生活の乱れや睡眠不足、過度なストレスなどの生活習慣も薄毛に大きく影響を与える問題です。不規則な食事や偏った栄養バランスは髪の健康を損ね、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を低下させます。また、ストレスはホルモンバランスや血流に悪影響を与え、薄毛の進行を加速させる要因となります。 

生活習慣が薄毛に与える影響についてさらに詳しく知りたい場合は、「女性に多い薄毛・脱毛症の原因」をご覧ください。  

頭皮環境の悪化

頭皮が乾燥していたり、過剰に皮脂が分泌されていたりすると、毛穴が詰まりやすくなり、健康な髪が育ちにくくなります。ふけや皮脂による毛穴の詰まりが続くと、髪が細くなり、抜けやすくなることがあります。

血行不良

長時間のデスクワークやスマホの使用により、肩や首、頭皮がこり固まることで血行不良が起こりやすくなります。この状態が続くと、髪の毛や頭皮への栄養供給が滞り、抜け毛が増える原因となります。

脱毛症の可能性

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症とは、髪全体が薄くなる状態を指します。毛が細く弱くなるため、分け目の広がりやつむじ周辺の薄毛が目立つようになり、ボリュームが失われたように見えるのが特徴です。

牽引性脱毛症

牽引性(けんいんせい)脱毛症とは、髪の毛を強く結び続けた結果、生え際や分け目から髪の毛が薄くなる症状を指します。長期間髪が同じ方向に引っ張られることで頭皮に負担がかかり、血行不良を起こして薄毛が進行します。

円形脱毛症

円形脱毛症は、円形や楕円形に髪の毛が抜け落ちる症状です。男女関係なく起きる薄毛症状であり、脱毛箇所が1カ所だけにみられる単発型や、2カ所以上みられる多発型があります。

分娩後脱毛症

出産後、ホルモンバランスの急激な変化によって一時的に髪が抜けやすくなる状態です。通常は数ヶ月から1年ほどで自然に回復します。

ひこう性脱毛症

粃糠(ひこう)性脱毛症は、頭全体に粉や灰のようなフケが大量に発症し痒みを伴う疾患です。フケが毛穴を塞ぐため、雑菌が繁殖し頭皮が炎症を起こすことで、髪の成長が阻害され薄毛や脱毛を引き起こします。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症は、皮脂が過剰に分泌されることで頭皮環境が悪化し、脱毛を引き起こす症状です。かゆみや目立つフケが伴うことが多く、原因として真菌の一種であるマラセチアが関与しているとされています。

薬剤性脱毛症

抗がん剤、降圧剤(高血圧治療薬)、抗うつ薬、抗リウマチ薬、ホルモン療法薬などの特定の薬剤使用が原因で、一時的に脱毛が発生することがあり、これを「薬剤性脱毛症」と呼びます。薬剤性脱毛症は、薬の成分が髪の成長サイクルに影響を与えるために起こり、通常は薬の使用を中止すれば改善される場合が多いですが、状況によっては長期的な影響が残ることもあります。

自分でできる異常な抜け毛への対策

生活習慣の見直し  

薄毛の進行を防ぐには、日々の生活習慣や環境を見直し、毛髪が健康に育つための土台を作ることが大切です。血行を促進する運動習慣を身につけ、健康的な食事を摂ることで、血流を改善し新陳代謝を高めるだけでなく、薄毛のリスクを軽減できます。   

薄毛を防ぐための対策についてさらに詳しく知りたい場合は、「女性の薄毛・脱毛症を予防・改善するためのアプローチ」(女性の薄毛の対策と改善方法>##生活習慣の見直し)をご覧ください。      

頭皮ケアの見直し

抜け毛を防ぐためには、正しいシャンプー方法を心がけ、頭皮への負担を軽減することが大切です。また、シャンプーやコンディショナーはDr.AGAクリニックオリジナルの「Dシャンプー」や「Dトリートメント」など、頭皮に優しい成分を選ぶことも薄毛の予防につながります。さらに、頭皮の保湿やマッサージを取り入れることで、血行が促進され、健康的な毛髪の成長をサポートできます。

頭皮ケアの見直しについてさらに詳しく知りたい場合は、「女性の薄毛・脱毛症を予防・改善するためのアプローチ」をご覧ください。

紫外線対策の見直し

日傘や帽子を使用するほか、UVカットスプレーを活用し頭皮を守りましょう。また、外出時には分け目部分にとくに注意を払い、しっかりと保護することも大切です。紫外線は年間を通じて降り注ぐため、夏場だけでなく冬場も対策を怠らないようにしましょう。

ただし、紫外線を完全に避ける必要はありません。適度に日光を浴びることで、髪の成長に役立つビタミンDが活性化されます。ビタミンDは髪の毛の元となる毛母細胞の成長に関係する成分でビタミンDが活性化されることで育毛につながります。過剰な紫外線を浴びないよう注意しながら、適切に日光を取り入れましょう。

ストレスの管理

過度のストレスはホルモンバランスを崩し、薄毛の原因になることがあります。とくに自律神経の乱れは血行不良を引き起こし、毛根への栄養供給を妨げます。ストレスを解消するためには、趣味に時間を割いたり、深呼吸や瞑想といったリラクゼーションを取り入れたりするのも効果的です。

Dr.AGAクリニックで女性の抜け毛治療

抜け毛を抑えたい、髪の毛を生やしたいなど、毛髪のことでお悩みの方は、まずDr.AGAクリニックの無料カウンセリングをご予約ください。また、クリニックでの無料カウンセリングにハードルをお感じの方は、お気軽発毛相談窓口(0120-433-488)も開設しております。どんな些細なことでも構いませんので、気兼ねなくお電話ください。

Dr.AGAクリニックでは、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を提供しています。  

治療方法は内服薬処方が主で、その他に外用薬、施術(メソセラピー)、サプリメント、シャンプー・トリートメントなど症状に応じ組み合わせて行います。