
分け目が薄くなると老け見えする?進行のサインとは
「最近、髪のボリュームが減った気がする…」そう感じたことはありませんか?特に、分け目の薄毛は自分でも気づきやすく、鏡を見るたびに気になってしまうものです。
分け目が薄くなると、髪全体のボリュームが減少し、ペタンとした印象になりがち。さらに、地肌が目立つことで実年齢よりも老けて見えることが多く、見た目の印象に大きく影響を与えます。
以前は薄毛といえば男性の悩みというイメージがありましたが、近年では女性の10人に1人が何らかの薄毛の悩みを抱えているといわれています。特に、分け目の薄毛は放置すると徐々に範囲が広がり、最終的には頭頂部全体のボリュームダウンにつながることもあるため、早めの対策が重要です。
分け目の薄毛が進行すると現れるサイン
分け目の薄毛が進行すると以下のような変化が現れ、老けた印象を与える原因になります。
・ 分け目の幅が広がる
今まで細かった分け目が徐々に太くなり、地肌が目立つようになります。特に、昔の写真と比べて分け目の幅が明らかに違う場合は、進行しているサインといえるでしょう。
・髪のボリュームが減り、ペタンとした印象になる
分け目の薄毛が進行すると、髪自体が細くなり、根元から立ち上がりにくくなります。その結果、全体的にボリュームが減少し、スタイリングが決まりにくくなることがあります。
・地肌が目立ち、実年齢より老けて見える
髪が薄くなると地肌が透けて見えるため、どうしても老けた印象になりがちです。特に、トップのボリュームが減ると顔全体の印象も変わり、疲れた印象を与えてしまうことがあります。
これらの変化は、初期段階では気づきにくいものの、放置するとどんどん進行してしまいます。そのため、違和感を覚えた時点で早めに対策を始めることが大切です。
女性の薄毛の共通原因
女性の薄毛には、さまざまな原因が絡み合っています。ホルモンバランスの乱れは、薄毛の代表的な要因です。さらに、不規則な生活習慣や過度なストレスも、頭皮環境を悪化させ、薄毛の進行を促します。これらに加えて、遺伝的要因や過度なヘアケアによる頭皮ダメージも見逃せない要素です。
女性の薄毛の共通原因についてさらに詳しく知りたい場合は、「女性に多い薄毛・脱毛症の原因」をご覧ください。
女性の分け目はげの主な原因
分け目の固定による負担
多くの人が無意識のうちにいつも同じ分け目にしているのではないでしょうか。毎日同じ場所で分け目を作ることは、薄毛を進行させる大きな原因の一つです。いつも同じ分け目にしていると、その部分の髪の毛が引っ張られ、毛根に負担がかかります。その結果、髪が抜けやすくなり、新しい髪が生えにくくなることもあります。
髪を強く引っ張ることによる負担
毎日髪を強く引っ張るスタイルは、生え際に負担をかける可能性があります。 このような髪型を続けることで引き起こされる脱毛症は牽引性脱毛症と呼ばれ、びまん性脱毛症と並んで女性に多くみられる脱毛症の一つとされています。
髪を緩く結ぶことで頭皮への負担を軽減できるため、ヘアゴムの代わりにシュシュを使用することがおすすめです。毎日同じ分け目や結び方にはせず、髪型にバリエーションを持たせることも、同じ箇所への負担を軽減するうえで大切です。また、髪をおろして頭皮を休ませる日を設けると、頭皮が回復しやすくなります。
牽引性脱毛症についてさらに詳しく知りたい場合は、「学生など20代にもみられる牽引性脱毛症の原因と対策」(内部リンク:大学生・20代における牽引性脱毛症とは)をご覧ください。
生活習慣が薄毛に与える影響
食生活の乱れや睡眠不足、過度なストレスなどの生活習慣も薄毛に大きく影響を与える問題です。不規則な食事や偏った栄養バランスは髪の健康を損ね、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を低下させます。また、ストレスはホルモンバランスや血流に悪影響を与え、薄毛の進行を加速させる要因となります。
生活習慣が薄毛に与える影響についてさらに詳しく知りたい場合は、「女性に多い薄毛・脱毛症の原因」をご覧ください。
ホルモンバランスの変化によるびまん性脱毛症の発症
びまん性脱毛症の発症において、最も大きな要因となるのが加齢とそれに伴うホルモンバランスの変化です。とくに女性ホルモン「エストロゲン」は、髪の成長サイクルを正常に保つ役割を果たしますが、加齢によりその分泌量が減少することで、髪の成長サイクルが乱れることがあります。この結果、髪が十分に成長しないまま抜けてしまい、新たに生える髪も細くなり、薄毛が進行するのです。
びまん性脱毛症についてさらに詳しく知りたい場合は、「女性に多いびまん性脱毛症の原因と対策」をご覧ください。
紫外線対策不足
髪は紫外線や摩擦の影響を受けやすく、特に分け目の部分は直接日光が当たりやすいため、ダメージが蓄積しやすいです。
紫外線は太陽光の一部で、可視光線や赤外線と異なり目には見えない光線です。紫外線は非常に強力で、長時間浴びるとシミやシワが増えるだけでなく、皮膚がんのリスクを高めます。こうした紫外線による老化現象は「光老化」と呼ばれます。とくに頭皮は顔の肌よりも紫外線の影響を受けやすく、ダメージが顕著に現れやすい部位です。光老化の結果、頭皮が硬くなり血行不良を引き起こすだけでなく、炎症を起こして火傷のような状態になることもあります。
頭皮が炎症を起こすと、毛根にも悪影響がおよび、抜け毛や薄毛のリスクが高まります。また、髪を保護するキューティクルが紫外線で傷つくと、水分が失われて髪がパサつきやすくなります。その結果、髪が細く弱くなり、全体的なボリュームが減少して薄毛が目立ちやすくなります。
自分でできる女性の分け目はげ対策
分け目をジグザグにすることで、地肌が目立ちにくくなり、毛根への負担も分散されます。簡単にできるので、毎日のヘアセットに取り入れましょう。
・分け目を変えるテクニック
いつも同じ分け目にしていると、髪がぱっくりと分かれやすくなりますが、スタイリングの工夫で分け目は簡単に変えられます。髪の分け目を変えることで、薄毛部分への負担を減らし、薄毛を目立ちにくくする効果が期待できます。
分け目を変えるタイミングは、髪を洗った後でまだ濡れているときがおすすめです。まずは分け目を作りたい方向と反対側に髪を流し、温風で乾かして根元を立ち上げます。その後、希望する分け目の方向に髪を流し、再び温風で整えます。仕上げに冷風を当てることで、分け目を固定しやすくなります。
また、分け目をジグザグにすることで、地肌が目立ちにくくなり、毛根への負担も分散されます。簡単にできるので、毎日のヘアセットに取り入れましょう。
頭皮ケアの見直し
分け目の部分はヘアアイロンやドライヤーの熱が集中しやすく、頭皮に負担をかけてしまうことがあります。ドライヤーは20cm以上離して使用しましょう。また、整髪料をつけすぎると頭皮の毛穴を詰まらせてしまうことがあるため、整髪料の使用の際は適量を心掛け、シャンプーの際に整髪料が残らないようにしっかりと洗い流しましょう。
頭皮の分け目はげ対策には、頭皮ケアの見直しも大事です。 シャンプーやコンディショナーはDr.AGAクリニックオリジナルの「Dシャンプー」や「Dトリートメント」など、頭皮に優しい成分を選ぶことも薄毛の予防につながります。さらに、頭皮の保湿やマッサージを取り入れることで、血行が促進され、健康的な毛髪の成長をサポートできます。
頭皮ケアの見直しについてさらに詳しく知りたい場合は、「女性の薄毛・脱毛症を予防・改善するためのアプローチ」をご覧ください。
Dr.AGAクリニックでは初回のご来院の際に、カウンセリングにおいて、整髪料・シャンプー・ドライヤーが頭皮環境に及ぼす影響について、患者様からのご質問にお答えをしております。お気軽にご相談ください。
簡単な頭皮マッサージ
- 耳の上に人差し指、中指、薬指を置きます。
- 頭皮を動かすことを意識して、指を上下に6回動かします。
- 指の位置を少しずつ変えながら同様の動きを繰り返します。
- 中指で頭頂部を3秒間押す動作を3回繰り返します。
マッサージは指を髪の間に差し込んで頭皮を揉むように行います。爪を立てると頭皮を傷つける恐れがあるため、指の腹を使うのがポイントです。
特定のタイミングにこだわる必要はありませんが、毎日続けるためには「シャンプー中に行う」「入浴時や寝る前のリラックスタイムに行う」といった習慣化が有効です。
血行を促進する頭皮マッサージは、髪の成長を助ける効果があります。
頭皮のマッサージについてさらに詳しく知りたい場合は、「頭皮マッサージはしない方がいい?続けた結果、薄毛や白髪への効果は?」をご覧ください。
Dr.AGAクリニックでは初回のご来院の際に、カウンセリングにおいて、頭皮マッサージが頭皮環境に及ぼす影響について、患者様からのご質問にお答えをしております。お気軽にご相談ください。
紫外線対策の見直し
日傘や帽子を使用するほか、UVカットスプレーを活用し頭皮を守りましょう。また、外出時には分け目部分にとくに注意を払い、しっかりと保護することも大切です。紫外線は年間を通じて降り注ぐため、夏場だけでなく冬場も対策を怠らないようにしましょう。
ただし、紫外線を完全に避ける必要はありません。適度に日光を浴びることで、髪の成長に役立つビタミンDが活性化されます。ビタミンDは髪の毛の元となる毛母細胞の成長に関係する成分でビタミンDが活性化されることで育毛につながります。過剰な紫外線を浴びないよう注意しながら、適切に日光を取り入れましょう。
育毛剤の使用
育毛剤はすでに生えている髪を育てることを目的としています。見た目のボリューム感が増すだけでなく、髪の毛が太く抜けにくくなるため、抜け毛や薄毛予防に効果的です。
男性用の育毛剤は清涼感を出すためにアルコール類が含まれていたり、有効成分が多めに配合されていたりする傾向にあるため、女性が使うと皮膚トラブルが生じる場合があります。女性の頭皮は乾燥しやすいという特徴もあるため、女性用の育毛剤には保湿成分や肌に優しい成分、ホルモンバランスを整える成分なども含まれている製品を選びましょう。
また、妊娠中や産後で授乳中の方は胎児に影響が出る場合もあるため、自己判断による育毛剤の使用は控えて、専門医に相談することをおすすめします。
Dr.AGAクリニックで女性の分け目はげ治療
分け目はげのほかに抜け毛を抑えたい、髪の毛を生やしたいなど、毛髪のことでお悩みの方は、まずDr.AGAクリニックの無料カウンセリングをご予約ください。また、クリニックでの無料カウンセリングにハードルをお感じの方は、お気軽発毛相談窓口(0120-433-488)も開設しております。どんな些細なことでも構いませんので、気兼ねなくお電話ください。
Dr.AGAクリニックでは、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を提供しています。
治療方法は内服薬処方が主で、その他に外用薬、施術(メソセラピー)、サプリメント、シャンプー・トリートメントなど症状に応じ組み合わせて行います。