生理前後に髪が抜ける理由とは?PMS(月経前症候群)と抜け毛の関連性や対策も含めて解説

この記事では、生理前後に髪が抜ける理由について解説します。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状や治療法については必ず医師の診察を受けてください。効果には個人差があります。

生理前後に髪が抜ける理由

ホルモンバランスの変化

生理前後はホルモンバランスの変化により、抜け毛が増えやすくなると言われています。

この現象には、主に2種類の女性ホルモンが関わっているとされています。

まず、生理前に分泌が増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠をサポートする役割を持つ一方で、皮脂の分泌も促進するとされています。

皮脂の分泌が増えることで頭皮環境が乱れやすく、抜け毛が増えたと感じる方もいます。

PMS(月経前症候群)と抜け毛の関連性

また、もう一つの女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)は、生理前後に減少して、幸福感をもたらす神経伝達物質セロトニンの低下を引き起こすとされています。。

これにより、PMS(月経前症候群)による精神的なストレスや自律神経の乱れが生じ、血流が悪化して頭皮に十分な栄養が届かなくなることで、抜け毛の増加を招くおそれがあります。

生理前後の抜け毛対策

栄養バランスの改善

生理前後には特定の栄養素を意識的に摂取することが重要です。

  • ビタミンB群:髪の主成分であるケラチン合成や細胞の新陳代謝をサポートするとされています。生理前後の倦怠感を軽減する可能性もあります。
  • 亜鉛:食事のタンパク質はアミノ酸に分解され、毛根へ運ばれます。毛髪ではアミノ酸からケラチンが作られますが、このタンパク質合成を支える酵素の働きに亜鉛が関わっているとされています。 そのため、亜鉛が不足するとタンパク質合成の効率が下がりやすく、結果として髪の毛の発育に影響が出る可能性があります。 参照:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2025年版)

生活習慣の改善

  • 適度な運動:運動は全身の血行やストレス対処に寄与し、頭皮環境の維持に役立つ可能性があります。
  • 質の良い睡眠:深い睡眠は体の回復やホルモン分泌のリズムに関わるため、生活リズムの安定が推奨されます。
  • ストレス管理:強いストレスは自律神経に影響し、皮脂分泌や睡眠の質に変化を及ぼすことがあります。

婦人科に相談する

上記の方法を試しても、生理前後に髪が抜ける状態が改善しない場合は、専門的な治療が必要なケースが考えられます。

前述の通り、生理前後に髪が抜ける理由は、ホルモンバランスの変化によるところが大きいとされるため、まずは婦人科を受診して、症状に合わせた治療を受けましょう。

婦人科での治療で抜け毛が改善しない場合は、当院にご相談ください

婦人科を受診したものの、生理前後の抜け毛が改善しない場合は、すでにFAGAを発症している可能性がありますので、当院の無料カウンセリングでご相談いただくことをおすすめいたします。

また、当院では、ご来院の際にカウンセリングの中で患者様の疑問や質問にお答えしております。

睡眠改善相談サービスでは、寝不足や睡眠の質など、髪の健康に悪影響を与える可能性がある睡眠習慣の改善についてお伝えしております。

食事改善相談サービスでは、髪の健康に関わるとされる食べ物・栄養素や、髪の健康に悪影響を与える可能性がある食べ物・飲酒・喫煙など、FAGAに関係する食事改善についてお伝えしております。

運動改善相談サービスでは、血行促進やストレス軽減など、髪の健康に良い影響を与える可能性のある運動習慣についてお伝えしております。

この記事の監修医師
岡 奈々

Dr.AGAクリニック池袋院院長

  • 2001年 防衛医科大学医学部卒業
  • 2001年 防衛医科大学校病院
  • 2003年 自衛隊阪神病院
  • 2007年 自衛隊呉病院
  • 2008年 西埼玉中央病院 などを経て
  • 2024年 Dr.AGAクリニック池袋院院長 就任

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