当院へ薄毛の相談にいらっしゃる患者様の多くが、頭皮のお悩みに対して何度か皮膚科を受診されています。
患者様が薄毛を疑う原因として最も多い皮膚トラブルの一つが、“脂漏性皮膚炎”、ついで“頭皮の炎症”です。
そして薄毛の治療や改善が、皮膚科でできると勘違いされている方も多くいらっしゃいます。
「脂漏性皮膚炎だと思って皮膚科を受診したら、その可能性は低いと言われた。」
「脂漏性皮膚炎と診断が出たため、薬を使用しているが薄毛が一向に改善されない。」
「頭皮の炎症で薄毛になった気がするため、外用薬が処方されたが炎症がさらに悪化した。」
これらのお声をよく耳にします。
健康的な髪の毛の発毛にとって、頭皮環境はとても大切。
しかし、皮膚科は皮膚の治療のみを行う病院です。
髪の毛の発毛や、遺伝的要素から発症・進行している薄毛の治療に関しては、施す手がないのが現状です。皮膚科で薄毛の改善はできないと理解しましょう。
逆に、当院にご来院された方が脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎だった場合、手入れの指導は出来たとしても専門的なお薬の処方はできません。正し、薄毛の治療は可能です。
AGAやFAGAは、遺伝やホルモンバランスによる内的要因。
たとえ、脂漏性皮膚炎や頭皮の炎症があったとしても、火傷や傷痕を除く外的要因から薄毛を発症してしまうことはほとんどあり得ません。
治療法や相談場所を間違えて、お金や時間を無駄にしないようにしましょう。
薄毛は進行します。
大切な髪の毛のために、まずはメカニズムを勉強しましょう。
そして、専門クリニックの受診をすることが一番の解決策です。
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