AGA治療

フィンペシアの副作用は?効果や飲み方、注意点をわかりやすく解説

AGA治療

AGA治療薬として有効とされているフィンペシア。購入を検討している人の中には、副作用について不安を抱いている人もいるかもしれません。

そこで本記事では、フィンペシアの副作用や効果、服用時に知っておくべきことを解説します。フィンペシアの副作用について知りたい人や、AGA治療でフィンペシアの使用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

フィンペシアの副作用は?

まずは、フィンペシアの副作用にはどのようなものがあるのか、確認していきましょう。フィンペシアには、主に以下のような副作用があります。

  • 性機能障害
  • 肝機能障害
  • 初期脱毛
  • その他

これらの発生確率は個人差があるため、一概には言えません。もし発生した場合は、放置せずに専門の医療機関を受診することをおすすめします。

性機能障害

フィンペシアを服用することで、射精障害や勃起不全(障害)などの副作用が生じる可能性があります。要因はフィンペシアが、発毛サイクルを整える5αリダクターゼⅡ型という酵素を抑制することが関係しています。

また、性欲減退や精液減少が起こる可能性もあります。これにより、子作りがなかなか進まず、不妊に悩む夫婦もいます。発症率は低いですが、異常を感じた際には、速やかに医療機関を受診しましょう。

肝機能障害

肝機能障害とは、肝細胞が炎症を起こしている状態のことです。フィンペシアを服用すると、肝臓で代謝されるため、肝臓に負担がかかりやすくなります。そのため、ウイルス性肝炎や自己免疫性肝炎などを発症するリスクが高まります。

肝臓の異常は自覚症状がほぼないため気づきにくいですが、血液検査などで検査が可能です。フィンペシアを服用中は、定期的な健康診断での血液検査などで、異常値が出ないかチェックするようにしましょう。

初期脱毛

初期脱毛とは、AGA治療薬を服用して初期の段階で抜け毛が増える症状のことです。

AGA治療薬が効いている証拠とされており、ヘアサイクルが正常に戻るための必要な過程であるため、過度に心配する必要はありません。治療開始から10〜30日前後で起こるとされており、一定期間経つと症状が治まります。

その他

性機能障害や肝機能障害、初期脱毛の他にも、以下のような副作用が起こる場合があります。

  • 頭痛
  • 下痢
  • 頻尿

日常生活に支障が出る場合は、速やかに専門医師に相談してください。

また、まれに抑うつ症状が出ることもあります。薬を服用し始めてから、気が沈んでしまうことが増えたり、落ち込みやすくなったと感じたりした場合も、専門医師に相談しましょう。

そもそもフィンペシアとは

そもそもフィンペシアとはどのような薬なのでしょうか。

フィンペシアとは、AGA治療に用いられる内服薬のひとつで、インドのムンバイに拠点を構えるシプラ社が製造販売しています。有効成分であるフィナステリドを含んでおり、AGAの原因となる物質の生成を抑える働きがある薬です。

フィンペシアとプロペシアの違い

プロペシアは、フィンペシアと同様の有効成分(フィナステリド)を含んだAGA治療薬です。フィンペシアは、プロペシアのジェネリック医薬品として知られており、比較的安価に購入できるのが特徴です。

ジェネリック医薬品とは、新薬の特許期間が終了した後に販売される医薬品を指します。厚生労働省の認可を得て製造販売され、新薬同等の有効性を持つ医薬品です。

しかし、フィンペシアはジェネリック医薬品という位置づけではありますが、国際特許満了前から製造されおり、厚生労働省の認可を得ていない薬になります。

そのため、使用を希望する際は、専門医師に必ず相談しましょう。

フィンペシアとミノキシジルの違い

フィンペシアは、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンを抑制して、AGA改善を図ります。一方で、ミノキシジルは血行を促進し、頭皮に栄養を行き渡らせることで発毛を促進する効果があります。

作用の異なる薬であるため、併用することでAGA治療の効果を高められるといわれています。ただし、併用する際は、医師の指示に従い、用法・用量を守って服用しましょう。

フィンペシアの効果

フィンペシアは、服用することでAGAの原因となる5αリダクターゼⅡ型という酵素を阻害する効果が期待できます。5αリダクターゼⅡ型は、主に頭頂部や前頭部に存在します。男性ホルモンであるテストステロンと結合してジヒドロテストステロン(DHT)を生成する酵素です。

DHTは、髪の毛のヘアサイクルを短くし、薄毛を引き起こします。フィンペシアはこのDHTの生成も抑える作用があるため、5αリダクターゼⅡ型の阻害につながり、薄毛予防が期待できます。

フィンペシアの飲み方

フィンペシアを服用する際は、1日1回を限度としてください。服用する量を増やしても、効果が増大するわけではないので、注意が必要です。また、服用する際は、水またはぬるま湯で服用しましょう。

飲み合わせの注意事項としては、同じAGA治療薬であるプロペシアやザガーロとは併用できない点です。併用した場合、主成分の血中濃度が高まり、副作用の発生率が高まる可能性があります。また、十分な効果が得られない可能性があるため、フィンペシアを服用する際の注意事項は、処方する医師にしっかり確認しておきましょう。

フィンペシアを服用する際の注意点

フィンペシアを服用する際は、以下2点の注意事項を守りましょう。

  • 禁忌事項を確認すること
  • 使用前に必ずクリニックで相談すること

禁忌事項を守り、服用の前にクリニックへ相談することで、重篤な健康被害の発生を未然に防げます。健康的な毎日を送り、AGA治療を進めるためにも、必ずルールを守りましょう。

禁忌事項を確認すること

禁忌事項とは、患者の予後を悪化させる危険因子をまとめたものです。

たとえば、前立腺がん患者がフィンペシアを服用する場合、前立腺がん検査で確認されるPSAという値を下げてしまうため、症状の発見が遅れるリスクがあります。そのため、当該患者はフィンペシアを服用してはいけません。

このように、禁忌事項を守らない場合、重篤な健康被害や副作用が起こる可能性があります。フィンペシアを服用する際は、医師から事前に説明される禁忌事項を必ず守りましょう。

服用前に必ずクリニックで相談すること

フィンペシアを服用する前には、必ずクリニックに相談し、医師が処方した薬を服用しましょう。

なかには、個人輸入サイトでフィンペシアを購入する人もいるかもしれませんが、偽物が紛れている可能性があるので危険です。正規品でない場合、正しい効果が得られないほか、最悪の場合は甚大な副作用が出る可能性もあります。

クリニックであれば、偽物が処方される心配はありません。また、専門医師によって患者の既往歴や体質などを考慮し、安全性を考えた上で処方してくれます。安全性に配慮された状態で服用するためにも、フィンペシアを検討する際はクリニックに必ず相談してください。

フィンペシアの副作用が改善しないときの対処法

フィンペシアを服用して副作用が出た場合、一定期間経つと症状が治まる場合があります。

一方で、症状が継続して起こる場合もあるでしょう。このような場合はまず、正しい用法・用量が守れているかを確認してください。禁忌事項を守れているか、また併用禁忌薬を使用していないかを確認することも大切です。

いずれにしても副作用が継続する場合は、専門医師の治療を受けましょう。長期間放置すると症状が悪化し、重篤な症状に発展する可能性があります。

副作用の症状が継続する場合は、迷わず医療機関を受診してください。

フィンペシアに関するよくある質問

フィンペシアの服用を検討している人や、AGA治療薬として服用中の人が感じやすい「よくある質問」をまとめました。疑問に思うことがあれば確認し、正しい知識のもと、フィンペシアを服用してください。

Q.フィンペシアは安全?

フィンペシアは、フィナステリドを有効成分とするプロペシアと同等の効果があるとされ、安全性にも配慮されています。とはいえ、日本では未承認であるため、処方される機会が少ない医薬品です。

個人輸入サイトなどに存在する薬には、偽物も紛れているため、もし服用を考えているなら、まずはクリニックに相談しましょう。

Q.フィンペシアとミノキシジルはどちらが良い?

フィンペシアとミノキシジルは役割が異なるため、どちらが良いとは一概に言えません。

フィンペシアの場合は、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を抑制してAGAの改善が期待できます。一方でミノキシジルは、血行を促進し、頭皮に栄養を行き渡らせることで発毛を促進する効果を持つのが特徴です。 併用することで、それぞれの効果を感じながら、より効果的なAGA治療が期待できます。そのため、フィンペシアとミノキシジルのどちらかを選ぶのではなく、医師に相談の上、併用することをおすすめします。

Q.妊活中にフィンペシアは服用できる?

妊活中は、フィンペシアの服用はできません。理由は、ホルモンバランスの乱れを起こし、胎児奇形が起こるリスクがあるからです。妊活中の人やこれから妊活を進める人は、フィンペシアを服用しないでください。

なお、フィンペシアは、女性と小児には安全性が認められていないため、服用してはいけません。女性の薄毛治療には、処方されない薬ですので、注意しましょう。

AGA治療は専門のクリニックに相談しよう

「AGA治療を検討してみたい」という方は、「Dr.AGAクリニック」にご相談ください。

「Dr.AGAクリニック」では、医学的根拠に基づき、AGA専門医師が責任を持って治療を行います。院内の治療は完全個室で行われるため、プライバシーに配慮しながら治療に専念できるでしょう。もし満足のいく治療効果が得られなかった場合は、全額保証制度により、治療費が全額返金されるので、安心して治療に臨めます。

「AGA治療をしたいけど、飲み合わせなどの条件がわからず不安…」

「過去、AGA専門クリニックで治療したけど効果がなかった…」

「匿名性を維持しながらAGA治療したい…」

このような人は、「Dr.AGAクリニック」で治療を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

フィンペシアには、AGAの原因となる5αリダクターゼⅡ型という酵素を阻害するはたらきが期待できます。また、薄毛を引き起こすジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑える作用もあります。

一方で、フィンペシアを服用すると、性機能障害や肝機能障害、初期脱毛などの副作用が起こる可能性があります。これらの副作用が続く場合や、症状が重い場合は、速やかに医療機関を受診し、専門医師による治療を受けてください。

クリニックでは、専門医師が患者の既往歴や飲み合わせなどを考慮して、AGA治療薬を処方してくれます。そのため、フィンペシアの服用を検討する人は、必ず事前にクリニックを受診しましょう。

この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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