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女性の薄毛治療|パントガールの効果と副作用についてDr.AGAクリニックが解説

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パントガール(Pantogar)は世界で初めて女性の薄毛治療に効果が認められた、ドイツ製の薄毛治療薬です。それまで薄毛治療薬は男性向けのものしかありませんでしたが、パントガールの登場によって女性の薄毛治療への認知も広がり、現在では女性も手軽に薄毛治療をすることが可能になりました。

当記事ではそんなパントガールの効果や副作用について解説致します。

パントガールの効果と副作用

パントガールの成分

パントガールの主成分はビタミンB5の「パントテン酸カルシウム」です。この他にケラチンやシスチンなどの髪の毛の生成に欠かせない成分が配合されています。

パントガールの有効成分は以下の通りです。

  • ビタミンB1(チアミン)… 毛根の代謝を活性化、ストレス緩和
  • ビタミンB5(パントテン酸カルシウム)… 髪、皮膚、神経組織を正常に保つ
  • 薬用酵母 … ビタミンやタンパク質を豊富に含み頭皮ケアに効果的
  • ケラチン … 紫外線など外部の刺激から髪や皮膚を守る
  • L-シスチン … 髪や皮膚、爪に多く存在するアミノ酸の一種で強い髪を作る
  • パラアミノ安息香酸 … ビタミンBの一種で白髪を防止し、皮膚や髪を健康に保つ

パントガールの効果

女性の薄毛はびまん性脱毛症が最も多い症状で、男性のAGAのように生え際や頭頂部といった特定の部位だけが薄くなるのではなく、髪の毛が全体的に薄くなっていくのが特徴です。年齢に関わらず発症しますが、ストレスや加齢、ホルモンバランスなどが原因で発症すると考えられており、症状が進行すると、髪の毛の分け目あたりで地肌が透けて見えるようになってしまいます。

パントガールはびまん性脱毛症や産後脱毛症の改善に効果があり、臨床試験では3~6か月間の使用で、87~90%の被験者の抜け毛の状態に良好または非常に良好な結果が出たと報告されており、パントガール投与後3ヶ月で、2割の患者は抜け毛がほとんどなくなり、7割の患者は抜け毛が少なくなったというデータがあります。

パントガールの主成分である「パントテン酸カルシウム」には、髪の毛や頭皮細胞を健康な状態に保つ効果があり、髪の毛の主成分であるケラチンの生成を促す効果もあります。またケラチンそのものも配合されているため、ハリやコシのある太く美しい髪の毛を作る効果が期待できます。さらに抗ストレス作用のある副腎皮質ホルモンの合成を促進するため、ストレスによる薄毛に対しても効果が期待できます。

またパントガールは薄毛の改善だけでなく、白髪予防、爪の補修、美肌にも効果が期待できますので、服用することで薄毛の改善だけではなく美容にも効果が期待できます。

パントガールの副作用

パントガールは、アミノ酸、ビタミン、タンパク質などの栄養素を主成分とし、サプリメントに近い成分であるため、重篤な副作用は報告されていません。

比較的安全に服用できるものではありますが、ごく稀に、頭痛、腹痛、下痢、めまい、動機、胸やけなどの副作用を生じる可能性がありますので、これらの症状が出現した場合には速やかに医療機関に相談しましょう。

またパントガールに含まれる成分は高温の熱で壊れやすいため、低温または常温の水で服用しましょう。

パントガールの効果はいつから現れる

髪の成長サイクルの中で、髪の成長が止まっている休止期にある毛母細胞が再び活動を開始するまでに、3ヶ月程度の期間が必要であるため、パントガールは3〜6ヶ月以上の継続摂取が推奨されています。

また短期間で効果が現れたとしても、毛根の力が完全に回復していない状態で服用を止めてしまった場合、徐々に元の状態に戻ってしまいます。効果が現れはじめても半年から1年程度は服用を継続し、しっかりと毛根を回復させることが健康な髪の毛を長持ちさせるために重要になります。

髪の毛は1ヶ月におよそ1cmしか成長しません。これはパントガールを服用していても同じですので、効果を実感するまでには時間がかかります。早く効果を実感したいからといって、用法用量を守らずに大量に摂取しても意味はありません。用法用量をしっかりと守り、焦らずに根気よく治療を進めることが大切です。

パントガールの服用が出来ないケース

  • パントガールの成分でアレルギーを起こしたことがある方
  • 未成年
  • 妊娠中、授乳中の方
  • スルホンアミド系の薬を服用されている方

上記に当てはまる方は、パントガールを服用できない可能性がありますので、服用する前に必ず医師に相談してください。

またパントガールは男性も服用することは可能ですが、男性と女性では薄毛のメカニズムが異なることが多く、パントガールは主に女性に多い「びまん性脱毛症」に焦点をあてた治療薬であるため、男性が服用したとしても主だった効果は期待できない可能性が高いです。

女性、男性いずれにしても、ご自身の症状に合わせて適切な治療を行うことが大切ですので、ご自身の判断での服用はせずに専門の医療機関へ相談するのが良いでしょう。

パントガールの服用をやめたらどうなる

パントガールの服用を止めてしまうと、パントガールに含まれる髪の成長を補助していた成分が取り入れられなくなるため、徐々に抜け毛が増え、髪が細くなり、服用を始める前の状態に戻ってしまいます。
薄毛治療は継続することが重要であるため、パントガールを服用したことで薄毛が改善され、その効果を維持したいのであれば、維持したい期間中は服用を継続しましょう。

髪質の改善には一定の時間がかかります。自己判断で服用を中断せず、パントガールの服用を中断しようか迷っている場合には、まず専門の医療機関に相談するようにしましょう。

女性の薄毛治療について

男性の薄毛治療には、プロペシアやフィナステリド、ザガーロやデュタステリドなどの治療薬が用いられますが、これらの治療薬は女性の服用だけでなく、錠剤に触れることすらも厳禁です。特に妊娠中の女性がこれら男性用の薄毛治療薬に触れてしまうと、薬の成分が経皮吸収され体内に入りこみ、お腹の中の男児の生殖器官の発育に悪影響が出る恐れがあるためです。

またミノキシジルは、プロペシアやザガーロなどと異なる作用によって発毛を促進する薬であり、女性でも使用可能です。パントガールは抜け毛を予防し、髪に必要な栄養を補う薬ですが、ミノキシジルは頭皮の血行を促進し発毛を促す薬です。違った役割を持つ薬ですので、パントガールだけでなくミノキシジルも併用することで、より高い効果が期待できます。

Dr.AGAクリニックではパントガールの成分に、馬プラセンタ(豊富な栄養素を含み、身体の免疫力や血液の循環を高め、肌や毛髪を含め身体全体を健康に導く)やコロストラム(分娩後12時間から24時間にわたって牛の母親の乳腺から分泌される初乳で、抜け毛防止やダメージヘアの修復に効果がある)といった、髪の毛に効果のある成分を配合したオリジナルの治療薬「プラレディ」を販売しております。

これから薄毛治療をはじめたいといった方だけでなく、過去にパントガールを服用しあまり効果がなかった方といった方にもオススメです。

まとめ

パントガールには「抜け毛を予防する効果」と「ハリやコシのある太くて強い健康な髪への成長を促す効果」という2つの働きがあり、薄毛改善に効果が見込めます。

サプリメントに近い成分であるため副作用の可能性は極めて低いですが、用法用量を守らなければ適切な効果が期待できないため、医師の指示通りに用法用量を守り正しい服用を行いましょう。

Dr.AGAクリニック」では男性だけでなく、女性の薄毛治療も行っております。丁寧なカウンセリングで患者様ひとりひとりのお悩みに真摯に向き合い、しっかりと薄毛が改善できるようにサポートをさせて頂きます。パントガールの成分にさらに髪の毛に有効な成分を追加配合した、オリジナルの治療薬もご用意しており、発毛実感率は99.5%とほとんどの方に効果を実感頂いております。

またお気軽に薄毛治療を開始して頂ける様に、カウンセリングは無料で行っており、治療費も初月980円からスタートすることができます。完全予約制で個室での対応ですので、プライバシーにも徹底配慮しております。

少しでも薄毛や抜け毛が気になる方は、お気軽にご相談ください。

この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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