AGAの治療期間
患者様からよくご質問を頂く事があります。
“AGAの薬は一生飲み続ける必要がありますか?”という質問です。
結論から申し上げると、答えは“YES”でもあり“NO”でもあります。
当院の治療では1年間という治療期間を定めて内服薬・外用薬・施術の治療を行いますが、1年間治療をしてもAGAに完治はありません。
残念ながらこれが現状です。
何年治療しようとも、どちらの病院でも完治を望めないのがAGAの厄介な現実なのです。
しかし、1年間という期間を設けて集中して治療を行う事により、少なからず短くなったヘアサイクルを改善させることは出来ます。
1年間の中で、抜け毛を止める・髪の毛を生やすという治療を行う結果、1年後にはほとんどの方に薄毛の改善が見られ、髪の毛がフサフサになる方もたくさんいらっしゃいます。
AGAの薬はやめてもいい?
では、1年後に薬をやめて良いのか。
YES→やめられる薬もあります。
NO→飲み続ける必要のある薬があります。
一度生やした髪の毛は毛周期が改善され、AGAの影響を受けていない太くて丈夫な髪の毛です。ご自身の希望された量の髪の毛がしっかり生えていれば、発毛薬の中断が可能です。
一方で、AGAは進行性の疾患で完治がありませんので、治療をやめることで再び短いヘアサイクルへ移行していく可能性が高くなります。
(AGAは体質のようなものですので、進行具合や抜ける量の速度には個人差があります。)
そのため、一度は生やした髪の毛を維持するために、抜け毛防止の薬は飲み続ける(患者様の選択によります)必要があります。
抜け毛防止のお薬は、“もう薄毛になってもいい”と思うタイミングやきっかけがあるまで、基本的には一生飲み続けるお薬だと思ってください。
AGAは改善できます。
性質を理解することで不安のない、前向きな治療が行えます。
ご不明点・ご不安点があれば、担当者カウンセラーへお気軽にご相談下さい。