AGA治療に必要な内服薬では、元々は降圧剤として使用されていたお薬を処方することがあります。
その為、カウンセリングの際に必ず血圧を測定し、処方有無の判断として役立てるようにしています。
皆さんは、血圧の数値の見方をご存知でしょうか。
この記事では、血圧の数値についてご説明を行います。
まずは、最高血圧と最低血圧についてです。
血圧計に表示される最高血圧とは、心臓が血液を送り出すために、心臓の筋肉をギュッと収縮させた圧力のことを指します。
逆に最低血圧とは、心臓の筋肉が最も広がった時の圧力のことを指します。
最高血圧と最低血圧を測ることで、血圧の正常値に当てはまっているかどうかを把握することができます。
血圧は自宅で測る際の家庭血圧と、病院などで測る診察室血圧と呼ばれる2種に分類することができますが、慣れない場所である病院での血圧数値の方が高くなる傾向にあるため、基準とされる数値も高く設定されています。
家庭血圧の正常値は最高血圧/最低血圧が135mmHg未満/85mmHg未満とされ、
診療室血圧の正常値は最高血圧/最低血圧が140mmHg未満/90mmHg未満とされています。
また、2019年に日本高血圧学会でまとめられた“高血圧治療ガイドライン2019”では、至適血圧を最高血圧/最低血圧が120mmHg未満/80mmHg未満としています。
血圧計では、脈拍の確認も行うことができます。
脈拍は、一定の時間に心臓が拍動する回数のことを表しており、通常は1分間の拍動を数えます。
一般的に手首や首の動脈が触れる場所で測定を行うため、脈拍と呼ばれています。
脈拍の場合、1分間に60〜100回の鼓動が正常範囲とされています。