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帽子は薄毛を加速させる?

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患者様の中には、日ごろから帽子やキャップを被っておられる方、お仕事上ヘルメットの着用が義務付けられている方など、何かしらの被り物をされている方も多くご来院されます。

カウンセリング時にはそのほとんどの方に、“帽子やヘルメットは薄毛の原因ですか?”というご質問を頂きます。

結論としては、薄毛を加速させる要因になるというお答えになります。

薄毛の原因は、遺伝やホルモンバランスであり、帽子を被り続けることで薄毛の原因になるということは比較的考えづらいです。

しかしながら、遺伝やホルモンバランスの乱れからAGAやFAGAを発症している場合、帽子を被ることで更に薄毛を加速させてしまう可能性は十分にあります。

原因としては、

①頭皮が蒸れやすく、マラセチア菌が繁殖しやすい環境が出来上がる

常在菌であるマラセチア菌が、塗れた髪の毛や蒸れた髪の毛で異常繁殖することで、頭皮環境が乱れ、髪の毛の発毛を阻害したり、別の疾患を生じたりする可能性があります。

②帽子の締め付けによって血流が悪くなる

AGAやFAGAでは、頭皮の血流を促すための治療が必要になります。帽子の締め付けや、サイズの合わない帽子を被り続けることによって血行不良となり、髪の毛に必要な栄養素が行き届きにくくなります。

③摩擦で髪の毛が抜けやすくなる

②であげたサイズの合わない帽子でも同様、帽子を被り続けることによって摩擦で髪の毛が抜けやすくなります。

AGAやFAGAを発症している髪の毛であれば、ヘアサイクルが短くなっているため、細く短い、いわゆる弱い髪の毛が生えているため、帽子の着脱や日常的な着用により、薄毛を加速させる可能性があります。

上記の3点が薄毛の加速要因としてあげられます。

帽子をかぶることによって、必ずしも薄毛になるとは限りません。

しかしながら、AGAやFAGAを発症している場合は、進行を加速させてしまういくつかの要因があるということを忘れず、頭皮を清潔に保つ・血流を良くするなど、帽子を被ることがマイナスにならないようなケアを行っていきましょう。

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