AGA治療

AGA治療薬の副作用を解説|うつ病・肝機能障害・性欲減退・多毛症

AGA治療

AGA治療薬による副作用のリスク

ドラッグストアなどで購入可能な市販の風邪薬や解熱鎮痛剤にも副作用のリスクがある通り、薬と呼ばれるものには副作用のリスクは必ずついて回るものです。

当然AGA治療薬にも副作用のリスクが存在し、間違った服用を続けていると、心疾患などの重大な副作用を引き起こす可能性があります。

安全に治療を行うために、本記事では薄毛治療に使用される薬の副作用と、副作用が起きてしまった場合の対処方法について解説致します。

AGA治療薬ごとの副作用について知ろう

AGA治療で使用される薬にはプロペシア、フィナステリド(※プロペシアのジェネリック)、ザガーロ、デュタステリド(※ザガーロのジェネリック)、ミノキシジルといった薬が主に使用されます。

プロペシア、フィナステリド、ザガーロ、デュタステリドはAGAの原因である、「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる男性ホルモンの生成に必要な「5αリダクターゼ」という還元酵素の働きを阻害し、薄毛の進行を予防(抜け毛を予防)する効果があります。

またミノキシジルは血管を拡張し頭皮の血行を良くすることで、発毛を促進する効果があります。

プロペシア(フィナステリド)の副作用

プロペシア(フィナステリド)の主な副作用は以下の通りです。

  • 肝機能障害
  • 抑うつ症状
  • 性機能障害(性欲減退、勃起不全、精液量減少など)
  • めまい
  • 乳房圧痛、肥大
  • 倦怠感、食欲不振

特に重大な副作用として肝機能障害が報告されています。これは他の副作用に比べて人命に関わるリスクが高いためです。プロペシア(フィナステリド)に関わらず、薬は肝臓で分解されて体内に運ばれるため肝臓への負担が大きくなります。特にAGA治療は長期に渡るため、薬を飲む期間が長くなり肝臓への負荷も大きくなってしまいます。定期的に血液検査を行い、肝機能に異常がないか確認をしながら治療を継続しましょう。

また性欲減退が起きる可能性は1~5%未満、勃起不全、精液減少が起きる可能性は1%未満、それ以外の副作用は発生頻度が不明となっています。プロペシア(フィナステリド)は女性や子供へは禁忌の薬であり、女性や子供の服用はもちろんですが、妊活中の服用も避けましょう。

うつ症状については明確に原因が解明されてなく、発症する確率も不明ですが、男性ホルモンの生成に作用する薬であるため、ホルモンバランスが乱れてしまう事で発症すると言われています。

ザガーロ(デュタステリド)の副作用

ザガーロ(デュタステリド)の主な副作用は以下の通りです。

  • 肝機能障害、黄疸
  • 頭痛、抑うつ症状
  • 性機能障害(性欲減退、勃起不全、精液量減少など)
  • めまい、味覚異常
  • 乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛)
  • 倦怠感、腹痛、下痢
  • 腹部不快感

ザガーロ(デュタステリド)はプロペシアとよく似た作用を持つ薬であるため、副作用の種類もよく似ています。重大な副作用として肝機能障害、黄疸が報告されており、性機能障害が起きる可能性は1%以上、頭痛、抑うつ症状、乳房障害、腹部不快感が起きる可能性は1%未満、それ以外の副作用は発生頻度が不明となっています。ザガーロ(デュタステリド)もプロペシアと同様に女性や子供へは禁忌の薬で、妊活中の服用も避けましょう。

また前述の「5αリダクターゼ」にはⅠ型とⅡ型の2種類が存在し、プロペシアはそのⅡ型のみへ作用するのに対し、ザガーロ(デュタステリド)はⅠ型とⅡ型の両方に作用します。そのため薄毛の進行予防にプロペシアよりも強い効果が見込める反面、副作用のリスクも高くなってしまいます。

ザガーロ(デュタステリド)を服用する際には医師とよく相談しながら治療を進めましょう。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルには内服薬と外用薬の2種類があり、それぞれ起こりうる副作用は以下の通りです。

内服薬

  • 頭痛、めまい、立ちくらみ
  • 動悸、息切れ、胸の痛み
  • むくみ
  • 肝機能障害
  • 多毛症

外用薬

  • 頭皮のかゆみ、かぶれ

ミノキシジルは外用薬に比べて内服薬の方が副作用のリスクが高くなりますが、その分内服薬の方が高い発毛効果が期待できます。血行を良くすることで発毛効果が期待できる薬ですが、血行が良くなることで血圧の変動に伴う動悸や胸の痛みなどの副作用が懸念されます。

また内服薬では頭部だけでなく全身に作用してしまうため、体毛が濃くなる多毛症の副作用も起こる可能性があります。髪の毛に比べると体毛のサイクルは短いため、髪の毛のように体毛が濃くなることはありませんが、多毛症が気になる方は外用薬での治療を行うか、医師と相談しながら薬の量を調整するようにしましょう。

また、ミノキシジルの内服薬を個人輸入で購入することもできますが、自身の判断で薬の濃度を決めなければならず、体質に合わない場合は副作用が起きる可能性も高まります。また個人輸入では偽薬も多く含まれており、品質も保証されていません。ミノキシジルの内服薬を服用する場合はAGAクリニックで医師と相談しながら処方してもらう事をおすすめします。

AGA治療薬の副作用が現れた場合の対処法

副作用が現れたら専門医に相談する

AGA治療薬を服用し副作用が現れた場合、まずは治療薬を処方してもらったクリニックで専門医に相談しましょう。

気になる体調の変化が、本当に薬の副作用なのかどうかご自身で判断することは難しいため、副作用ではないかと体調の変化を感じた時点で速やかに相談することをオススメします。特に治療開始直後は軽度の副作用が現れることも多いですが、身体が慣れてくると副作用が出なくなることがほとんどです。

自己判断で治療の継続や中止を判断せず、専門医の指示を仰ぎましょう。

副作用が出たら別の薬に変更する

AGA治療薬を服用し副作用が現れた場合、医師の判断のもと別のAGA治療薬に変更することで副作用が出にくくなる場合があります。

それぞれの薬に含まれる特有の成分が身体に合わず副作用が出てしまっている可能性もあり、別の薬に変更することでAGA治療を中断せずに継続できる可能性があります。

薬の変更も自己判断で行うのではなく、専門医の指示を仰ぎましょう。

副作用が出たら薬を減らす

AGA治療薬を服用し副作用が現れた場合、医師の判断のもと含有量を減らした薬に変更することで副作用が出にくくなる場合があります。

副作用の症状により対処法が変わるため、自己判断で減薬するのではなく、専門医と相談しながら薬の量を調整しましょう。

まとめ

AGA治療薬だけでなく全ての薬には副作用のリスクが付きものです。

用法用量を守って正しく服用することはもちろんですが、個人輸入などの自己判断で服用するのではなく、医師の指示のもと治療を行うことで副作用のリスクを最小限に抑えることができます。

AGA治療は長期に渡るため薬を服用する期間も長くなりますので、副作用と思われる体調の変化を感じた場合には、速やかに薬の処方を受けたクリニックに相談し専門医の指示を仰ぎましょう。

Dr.AGAクリニック」では副作用に備え治療の安全性を大切にしています。

お薬を処方する前に安全な治療ができるかどうか、専門医が正しく判断させて頂きます。また副作用による身体の変化を見逃さないよう、毎月の通院の際にしっかりと体調面のヒアリングを行い、些細な変化も見落とさないように注意を払っております。

そして万が一、副作用が発現した場合には、専門医が治療継続の可否やお薬の変更など、状況に合わせて的確な判断を行います。

Dr.AGAクリニック」では初月980円から薄毛治療が始められ、治療は完全個室で行われるため、プライバシーにも配慮された形で治療可能です。

まずは、無料カウンセリングを受けて、自分に合った治療法を提案してもらいましょう。

この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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