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ふけや頭皮のかゆみの原因と対策|【薄毛治療専門】Dr.AGAクリニック

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ふけや頭皮のかゆみを放置すると、頭皮が炎症を起こしたり、抜け毛が増え薄毛の原因になる可能性があります。

ふけが目立つと周りから不潔に思われてしまう恐れがありますし、頭皮がかゆいのを我慢するのはストレスになってしまいます。ふけや頭皮のかゆみの原因と対策を知り、正しいケアを心掛けましょう。

ふけや頭皮のかゆみの原因

ふけの原因

人間の皮膚は新陳代謝によって約6週間のペースで生まれ変わっています。これは頭皮も同じで、生まれ変わりの時に古くなった頭皮の角質が剥がれ落ちたものが「フケ」と呼ばれます。

誰しも新陳代謝は行われているため、フケが発生することは自然なことなのですが、頭皮の環境が悪化すると量が増えたり大きくなったりし、大量のフケが服の肩や背中に付着していたり、髪の毛に付着しているのがハッキリと見えてしまったり、「フケ症」と呼ばれる症状になってしまいます。

フケの主な原因は次の通りです。

  • 乾燥
  • 脂漏性皮膚炎
  • 乾癬、白癬菌

乾燥は季節的な要因によって起こる場合と、加齢による水分量の減少、シャンプーのしすぎやシャンプーが肌に合っていないことなどが原因で起こる可能性があります。

脂っぽいベタベタとしたフケが出る場合には、脂漏性皮膚炎の可能性があります。脂漏性皮膚炎はマラセチア菌と呼ばれるカビが原因で、頭皮にかゆみもあり、赤く炎症を起こしていれば、脂漏性皮膚炎の疑いがありますので、症状が酷い場合には皮膚科を受診しましょう。

乾癬や白癬菌もフケの原因になる可能性があります。乾癬とは全身にかさかさとしたかさぶたが出来てしまう症状で、頭皮にも乾癬が及ぶと、乾癬で出来たかさぶたがフケのように見えてしまいます。

また水虫の原因である白癬菌が頭部に感染すると、フケのように見えてしまうだけでなく、髪の毛が部分的に抜けてしまったりする恐れがあります。

かゆみの原因

頭皮がかゆい場合、頭皮の汚れを疑い必要以上に念入りに頭を洗ってしまう方も多いですが、頭皮のかゆみには様々な原因が考えられ、誤ったケアを行うとよりかゆみが悪化する恐れがあります。日々ちゃんと洗髪を行っていれば、頭皮の汚れによってかゆみが生じる可能性はかなり低く、かゆみの原因は以下ようなことが考えられます。

  • 乾燥
  • フケ症、汗、脂漏性皮膚炎
  • シャンプー、カラーリング剤、紫外線などによるダメージ

季節的な要因や加齢などによって頭皮が乾燥すると、皮膚の角質が剥がれ些細な刺激にも過敏に反応してしまうため、頭皮にかゆみを感じる原因となります。

フケを放置すると、フケが頭皮を刺激しかゆみの原因となる場合があります。また夏の暑い時期など大量の汗をかきやすい状況で、頭皮の汗をそのまま放置しておくとマラセチア菌が繁殖し、頭皮がかぶれかゆみの原因になります。脂漏性皮膚炎はマラセチア菌の影響によって引き起こされる、かゆみや赤みを伴う皮膚炎です。かゆみや赤みが酷い場合には皮膚科を受診しましょう。

肌に合わないシャンプーを使用したり、一日に何度も洗髪したり(シャンプーは1日1回が望ましいです)、爪を立てて頭皮をガシガシとこする様に洗ったり、誤った洗髪を繰り返すと頭皮がダメージを受け、頭皮が炎症を起こしかゆみを引き起こす恐れがあります。またカラーリング剤や紫外線などによって頭皮がダメージを受けた際にも、炎症によってかゆみを引き起こす場合があります。

ふけの種類

フケには乾燥しパラパラとした「乾性フケ」と、湿ってベトベトとした「脂性フケ」の2種類があります。

「乾性フケ」は、空気が乾燥する寒い時期に出やすく、白く細かいフケが肩や背中にパラパラと落ちるのが特徴で、頭皮を触るとカサカサと乾燥している方がほとんどです。

「脂性フケ」は、気温や湿度が高くジメジメとした時期に出やすく、白または少し黄みがかったベトベトとしたフケが髪の毛の根元に張り付いているのが特徴で、大きな塊となって落ちてくることもあります。また頭皮を触るとベタついている傾向にあります。脂性フケが多い場合には、脂漏性皮膚炎の可能性がありますので、症状が酷い場合には皮膚科を受診しましょう。

また男性は60代頃まで、女性は30代頃まで皮脂の分泌量が多いため「脂性フケ」が多い傾向にあり、それ以降は皮脂の分泌量が減り乾燥しやすくなりますので「乾性フケ」が多い傾向にあります。

フケが気になる場合は自分のフケがどちらのタイプなのかを確認し、フケの種類に合わせたケアを行いましょう。

ふけや頭皮のかゆみの対策

フケや頭皮のかゆみが気になる場合には、次のような点に注意しながら対策を行いましょう。

正しい洗髪を行う

正しい洗髪を習慣づけることはフケや頭皮のかゆみへの対策として非常に大切です。

シャンプーを行うのは毎日就寝前に1日1回が理想です。1日に何回もシャンプーをすると頭皮の乾燥を防ぐために必要な油分も失われてしまい、頭皮が乾燥しがちになってしまいます。また朝にシャンプーをすると頭皮を守るために必要な皮脂がなくなり、紫外線や外気のダメージを受けやすくなります。睡眠中は髪の毛の成長を促したり、身体のダメージを修復する成長ホルモンが分泌されるため、就寝前に1日の汚れを落とし清潔な状態に保つことで成長ホルモンの効果がより高まります。

洗髪の手順

①シャンプーを行う際はまずぬるま湯で丁寧に予洗いしましょう。お湯の温度は38~40度が適温で、髪の毛だけではなく頭皮もしっかりと洗い流します。しっかりと予洗いすることで髪の毛の表面に付着した汚れが落ち、シャンプーの泡立ちも良くなります。

②シャンプーを手に取り手のひらで泡立ててから頭に乗せて洗います。シャンプーをつけすぎるとすすぎ残しの恐れがありますので、シャンプーをつけすぎないように注意しましょう。そして指の腹で頭皮をもみほぐすように洗います。髪の毛を洗うというより「頭皮を洗う」ことを意識し、短時間で手際よく爪を立てずに洗髪することを意識してください。

③シャンプーのすすぎ残しはニオイやかゆみ、頭皮へのダメージなどのトラブルにつながります。毛量が多い方や髪の長い方は特に注意しながら、ぬめりがなくなるまでしっかりとぬるま湯で洗い流しましょう。なお、シャンプー後にコンディショナーをつける場合は、頭皮につかないように注意しながら髪の毛全体になじませ、ぬめりがなくなるまでしっかりとすすぎます。

④入浴後はなるべく早めにドライヤーで乾かします。髪が濡れている時間が長いと、湿気によって頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。フケやかゆみの原因となるため、入浴後はすぐに髪の毛を乾かしましょう。また、乾かす前にしっかりとタオルドライすることも大切です。ドライヤーが不十分だと菌が繁殖してしまいますので、根元からしっかりと乾かしましょう。

規則正しい生活習慣を心掛ける

不規則な生活やストレスが、フケや頭皮のかゆみの要因となる可能性があります。不健康な状態が肌荒れに繋がるのと同じで、頭皮の環境を悪化させる恐れがありますので、規則正しい生活を心掛けることは大切です。

①頭皮も含め、肌の細胞の修復にも必要な成長ホルモンは睡眠中に最も多く分泌されます。睡眠不足になると分泌が少なくなり、代謝が落ちてしまいますので、質の高い十分な睡眠をとることが大切です。

②ストレスはホルモンバランスを乱し、肌のトラブルに繋がりやすいため、過度にストレスを溜め込まずに適度に趣味や運動で発散しましょう。

③食生活が乱れ栄養が偏ると肌荒れに繋がり、頭皮環境も悪くなる恐れがあります。特に頭皮が脂っぽく、脂性フケが目立つ場合は脂質や糖質の摂取を控え、皮脂の分泌を適正に保つビタミンB群の摂取を心掛けましょう。

④タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ血行不良の原因となります。血行が悪くなることで、肌の新陳代謝が滞り、肌荒れや肌の老化に繋がりますので、禁煙が望ましいですが、喫煙はほどほどにしましょう。

⑤紫外線を浴びると、皮膚の中で活性酸素が発生し肌細胞にダメージを与え、肌が乾燥したり、しわやたるみが生じやすくなり、肌の老化を促進することになります。その影響力は喫煙よりも強いと言われており、長時間紫外線を浴びることは禁物です。

医療機関を受診する

シャンプーの手順や生活習慣を見直しても改善しない場合や、頭皮が赤くなるほど炎症が起きている場合、かゆみが酷く我慢できないほどの症状が見られる場合などは皮膚科を受診し専門医に相談しましょう。

脂漏性皮膚炎、乾癬、白癬、シラミなどの寄生虫、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患が原因の可能性があります。適切な対処が遅れると症状がさらに悪化し、治療期間が長くなってしまう恐れがあります。

またかゆみに耐え切れず頭皮を搔きむしると抜け毛が増える恐れがありますし、頭皮が荒れ毛穴が炎症を起こしていると健康な髪の毛も生えにくくなり、薄毛に繋がる可能性があります。

セルフケアでの改善には限界がありますので、気になる場合には早めに医療機関を受診するようにしましょう。

まとめ

フケや頭皮のかゆみはシャンプーの仕方や生活習慣を気を付けることで、ある程度予防することが可能です。ただし症状が酷い場合や、長期間症状が続く場合には、脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患も考えられるため、速やかに皮膚科を受診しましょう。

また脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患が原因で抜け毛が増えたり、髪の毛が薄くなってしまうことがありますが、基本的には頭皮環境が改善されると共に自然と治ります。

皮膚科で治療を受け頭皮の環境が改善されても、「抜け毛が減らない」「薄毛が改善されない」という場合には、皮膚の疾患が原因ではなくAGAなどの他の要因で薄毛の症状が引き起こされている可能性があります。

皮膚科はあくまでも肌の専門家ですので、薄毛の症状が気になる場合には薄毛治療専門の医療機関を受診しましょう。

Dr.AGAクリニック」では治療薬の処方だけでなく、丁寧なカウンセリングで生活習慣のアドバイスも行い、しっかりと薄毛が改善できるようにサポートをさせて頂きます。

お気軽に薄毛治療を開始して頂ける様に、カウンセリングは無料で行っており、治療費も初月980円からスタートすることができます。完全予約制で個室での対応ですので、プライバシーにも徹底配慮しております。

少しでも薄毛や抜け毛が気になる方は、お気軽にご相談ください。

この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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