AGA治療薬

初期脱毛はなぜ起こる?ミノキシジルが原因?確率や終わる兆候を解説

AGA治療薬

「AGA治療を始めたのに、なぜか抜け毛が目立ってきた」

「抜け毛が増えるくらいなら、治療をやめた方がよいのではないか」

「ミノキシジルを使用すると抜け毛が発生すると聞くけど、どのぐらいの確率で起きるの?」

ミノキシジルについて、このようなお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

ここではミノキシジルを服用すると初期脱毛がなぜ起きるのか、どのくらいの期間続くのかについて解説します。

※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断や治療方針の決定を代替するものではありません。症状や治療については必ず医師にご相談ください。

薄毛・AGA症例毎の発毛実績

薄毛タイプを選択してください
年齢を選択してください

初期脱毛とは

img

クリニックでの治療中に「初期脱毛」と呼ばれる症状が起こることがあります。治療開始後、2週間~1ヶ月頃から現れ、長い方では3ヶ月程度続くこともあります。

ただし、初期脱毛は、乱れたヘアサイクルが正常化され、弱っていた既存の毛髪が新しい健康な毛髪に生え変わる過程で起こる一時的な症状です。多くは一時的な経過とされ、その後に改善がみられることがあります(効果には個人差があります)。

初期脱毛が起こる仕組み

img

髪には、抜けては生えてを繰り返す「ヘアサイクル」があります。 ヘアサイクルには、成長期(髪が伸びる時期)、退行期(髪の成長が停止して毛根が萎縮する移行期間)、休止期(古い髪が抜け落ち、次の成長期への準備期間)があり、約2〜6年を1サイクルとして繰り返します。

ところが、AGAになるとこの期間が数ヶ月〜1年程と短くなり、髪の毛が成長しきる前に抜け落ちてしまうのです。

治療薬を使用すると治療の過程で毛髪の生え替わり(ヘアサイクル)の変化が起こり、一時的に抜け毛が増える場合があります。これがいわゆる初期脱毛です。程度や有無には個人差があります。

ミノキシジルと初期脱毛

有効成分「ミノキシジル」には、末梢血管の拡張により、血行を促進する作用があります。

血流が改善されることで頭皮の毛細血管まで栄養が運ばれやすくなり、毛根部の毛乳頭に十分な栄養と酸素が届くため、発毛に寄与する可能性が示唆されています。

ミノキシジルを使用すると治療の過程で毛髪の生え替わり(ヘアサイクル)の変化が起こり、一時的に抜け毛が増える場合があります。程度や有無には個人差があります。

なお、ミノキシジルの特性や使用方法などの詳細については、当院の「ミノキシジルによる治療」を合わせてご覧ください。

デュタステリドと初期脱毛

デュタステリドは、体内の還元酵素「5αリダクターゼ」Ⅰ型およびⅡ型の働きを阻害して、男性ホルモン「テストステロン」がAGAの原因となる別の男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されることを抑制します。

デュタステリドを服用すると治療の過程で毛髪の生え替わり(ヘアサイクル)の変化が起こり、一時的に抜け毛が増える場合があります。程度や有無には個人差があります。

なお、デュタステリドの特性や使用方法などの詳細については、当院の「デュタステリドによる治療」を合わせてご覧ください。

初期脱毛が起こってもAGA治療薬を独断で中止しない

初期脱毛の症状が現れた場合は独断で使用を中止せず、当院の医師までご相談ください。

先述したように、初期脱毛は治療の過程で毛髪の生え替わり(ヘアサイクル)の変化が起こっている状況です。多くは一時的な経過とされ、その後に改善がみられることがあります(効果には個人差があります)。

AGA治療における初期脱毛の仕組みを理解し、医師に相談しながら治療継続を検討することが大切といえるでしょう。

Dr.AGAクリニックではLINEでお問い合わせ・即簡単予約が可能です。専門的なアドバイスをもとに、安心できる最適な方法でAGA治療に取り組まれることを、ぜひご検討ください。

AGA治療による初期脱毛の見分け方

img

AGA治療を開始し、抜け毛が増えたとしても、AGA治療による初期脱毛ではない可能性もあります。AGA治療による初期脱毛とほかの要因との見分け方は、以下の2つの方法です。

  • 頭皮の状態で見分ける
  • 抜けた毛で見分ける

AGA治療による初期脱毛以外の要因で脱毛症状がある場合、なんらかの疾患が影響している可能性があります。ここでしっかりと確認しておきましょう。

頭皮の状態で見分ける

AGA治療による初期脱毛の見分け方として、頭皮の状態を確認する方法があります。何かしらの原因により頭皮トラブルを抱えている場合、頭皮の状態が原因で抜け毛が増えている可能性があるからです。

たとえばフケが増えてきたときです。フケは脂漏症ともいわれ、菌が頭皮や毛包(一般的には毛穴と呼ばれる)などに炎症を引き起こします。フケが続いているのにもかかわらず放置をした場合、毛根が弱り抜け毛が増える可能性があるのです。

また頭がかゆい場合には、皮膚炎や乾燥が疑われます。かゆみ症状を伴う頭皮トラブルも抜け毛の要因となるため注意が必要です。

頭にフケが増えたり、かゆみ症状があったりする場合は、AGA治療による初期脱毛ではない可能性があるのを把握しておきましょう。

抜けた毛で見分ける

また、抜けた毛で見分ける方法もあります。AGA治療による初期脱毛で抜け落ちた毛は、細くて短い産毛のような毛がほとんどです。

一方で、長い髪の毛が抜け落ちる場合には、以下のような要因が考えられます。

  • 過度なダイエット
  • ストレス
  • 甲状腺機能低下症
  • 副腎皮質機能不全症
  • 亜鉛欠乏症
  • エリテマトーデス(自己免疫疾患)
  • 感染症による脱毛症

このように、長い髪の毛が抜け落ちる場合には、さまざまな疾患が影響している可能性もあります。自己判断が難しい場合や不安がある場合には、クリニックへ相談するようにしましょう。

初期脱毛が終わる兆候はある?

img

初期脱毛が終わる兆候を見た目で判断するのは困難です。髪は元々抜けては生えてを繰り返しており、ヘアサイクルも髪の毛ごとに異なるため、目でみてわかる兆候はほとんどありません。

ただし、傾向として、開始開始から長い方でも3ヶ月程度で初期脱毛が気にならなくなる人が多い、ということはいえます。

抜け毛をあまり気にし過ぎると、かえってストレスとなり心身ともに疲弊する場合があります。「最初の3ヶ月は髪が生え替わる大事な期間」ととらえて、不安になりすぎないように注意しましょう。

初期脱毛が止まらないときの対処法

img

初期脱毛は一時的なものとお伝えしましたが、抜け毛が止まらなくて不安になることもあるかもしれません。そこで、初期脱毛が止まらないときの対処方法を3つ紹介します。

髪の毛や頭皮を触りすぎない

初期脱毛が目立つと、不安になって頭皮や髪の毛を頻繁に触ってしまうことがありますが、頭皮や髪の毛に何度も触れてしまうと頭皮にとってダメージになり、抜け毛が増えてしまう可能性があります。

生活習慣を見直す

睡眠不足や偏った食生活などの生活習慣の乱れが頭皮環境の悪化につながり、抜け毛が増える原因になる場合があります。頭皮環境が悪化すると、治療の効果が得られにくくなる可能性もあります。

生活習慣を整えるためには、主に以下の3つを心がけておきましょう。

  • 十分な睡眠と適度な休憩をとる
  • 栄養バランスのいい食事をとる
  • 適度に運動を行う

治療薬だけに頼るのではなく、普段の生活から髪の毛が生えやすい状態にしておくことも大切です。

Dr.AGAクリニックでは初回のご来院の際に、カウンセラーより生活習慣の改善についてもご説明を行っております。ぜひご活用ください。

症状がひどい場合はクリニックに相談する

なかなか症状が治らないと感じる場合や髪の毛が明らかに減っている場合は、AGA以外の要因による脱毛症や体質的に治療薬が合っていない可能性が考えられます。

自身の体を理解するためにも、気になることがあれば担当医に相談しておくとよいでしょう。

すでに治療薬をご使用になられていて、不安や心配を感じられた場合も、お気軽にDr.AGAクリニックの無料カウンセリングまでお問い合わせください。

初期脱毛に関するよくある質問

img

AGA治療における初期脱毛に関して、よくある質問を紹介します。

Q.初期脱毛が起こったら自己判断で服用を中止していい?

A.初期脱毛の症状が現れた場合は自己判断で中止せず、当院医師へご相談ください。

Q.ミノキシジルによる初期脱毛が2回起こることはある?

A.初期脱毛が2回起こることもあります。治療開始後6ヶ月〜1年くらいで起こることが多いです。

薬の作用による好転反応だとわかっていても、実際に抜け毛を目の当たりにすると精神的にショックを受けられる方もいらっしゃいます。こういった状況に適切に向き合うためにも、専門医と治療に臨むことが重要です。当院でも治療開始の際にあらかじめ患者様にお伝えをしております。

薄毛でお悩みの方へ。あきらめない!薄毛・AGAは医療治療で!
この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 岩槻 快樹

2019年 大阪市立大学医学部卒業
2019年 大阪市立大学医学部附属病院
2021年 医療法人杏和会 阪南病院
2022年 Dr.AGAクリニック大阪梅田院 院長就任
2024年 Dr.AGAクリニック 総院長就任

error_outline 当サイトのコンテンツはDr.AGAクリニック総院長 岩槻 快樹の監修により運営されております。