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女性の円形脱毛症の原因は?年代別の原因や早く治す方法を解説

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「女性が円形脱毛症を発症する原因は何?」
「年齢によって、原因の違いなどがあるんだろうか?」

このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。
円形脱毛症は、年齢や性別問わず発症する病気ですが、男性よりも女性のほうがなりやすいといわれています。そこでこの記事では、女性が円形脱毛症になる原因を年代別で解説します。
なお、女性・男性を問わない一般的な円形脱毛症については、「円形脱毛症でやってはいけないこととは?飲み薬・原因・治療法も解説」に詳しい記載がありますので、やってはいけないことや治療法などについてはそちらをあわせてご覧ください。

女性の円形脱毛症の原因

女性が円形脱毛症になる原因はさまざまですが、主に以下の5つが考えられます。

  • 自己免疫疾患
  • アトピー素因
  • 遺伝
  • ストレス
  • 出産

このうち、上から4つまでは男性にも共通する原因です。ただし、出産は女性特有の原因になりますので、以下で解説します。
参照:「円形脱毛症でやってはいけないこととは?飲み薬・原因・治療法も解説」

出産

円形脱毛症の原因の中でも、出産は女性特有のものです。
女性は妊娠すると女性ホルモンの「エストロゲン」や「プロゲステロン」が急激に増加し、妊娠前に比べ、体が女性ホルモンで満たされた状態になります。しかし、出産後には女性ホルモンの分泌量が急激に減少してしまう(妊娠前に戻る)ので、この落差でホルモンバランスが乱れ、脱毛症状が起きてしまいます。
これはいわゆる「産後脱毛」と呼ばれるもので、多くの場合、出産から2~3ヵ月がピークであり、時間の経過とともに徐々にもとの状態に戻ります。しかし、この際、同時に円形脱毛症を発症してしまことがあります。産後は育児による忙しさによりストレスもたまるため、注意が必要です。

【年代別】女性の円形脱毛症の原因

ここからは、20~60代それぞれの年代ごとに多く見られる女性の円形脱毛症の原因を解説していきます。ライフスタイルやホルモンバランスの変化など、年代特有の原因を知り予防につなげましょう。

20代女性の円形脱毛症

20代の女性の円形脱毛症は、以下の原因が多いといわれています。

  • ライフスタイルの変化によるストレス
  • 妊娠・出産によるホルモンバランスの変化
  • 過剰なダイエットによる栄養不足
  • 自己免疫疾患による免疫系の異常

20代は、就職や一人暮らし、結婚などといったライフスタイルの変化が激しく、それに伴いストレスが溜まりやすいため、円形脱毛症を発症するといわれています。

また、妊娠や出産によるホルモンバランスの乱れや、過剰なダイエットによる栄養不足も挙げられます。

難病指定されている「全身性エリテマトーデス」という自己免疫疾患は、20~40代の発症率が高いとわかっているため、免疫系の異常による円形脱毛症も多いのではないかといわれています。

30代女性の円形脱毛症

30代女性の円形脱毛症の原因には、以下のものが挙げられます。

  • 育児によるストレス
  • 妊娠・出産、年齢よるホルモンバランスの変化
  • 自己免疫疾患による免疫系の異常

30代のストレスでは育児が原因になる場合が多いとされています。また、30代後半になると女性ホルモンの減少が始まり、発毛機能が低下するため、髪のハリや毛量が少なくなったと感じるようになるでしょう。自己免疫疾患の発症リスクも高いままです。

40代女性の円形脱毛症

40代女性の円形脱毛症は、以下の原因が多いと考えられています。

  • 更年期によるホルモンバランスの変化
  • 更年期から来るストレス

30代後半から始まったエストロゲンの低下に加え、閉経の5年前から5年後の期間をさす更年期によりホルモンバランスが大きく変化します。発毛機能が低下することで抜け毛が増え、円形脱毛症につながるといわれています。

また、更年期になるとイライラや喪失感に襲われストレスが溜まりやすくなるでしょう。その結果、頭皮環境が悪化し、円形脱毛症の発症リスクを上げてしまいます。

50代女性の円形脱毛症

50代の女性が円形脱毛症になる場合、以下のような原因が考えられます。

  • 更年期によるホルモンバランスの変化
  • 更年期から来るストレス

50代の円形脱毛症は、40代と同様に更年期の影響が大きいといわれています。しかし、エストロゲンの減少は40代のときより拍車がかかり、女性ホルモンがさらに減少していくため、抜け毛や毛髪の状態は悪くなるでしょう。

エストロゲンが減ってしまうことにより髪の成長が妨げられ、円形脱毛症を発症するという仕組みです。

60代女性の円形脱毛症

60代女性の円形脱毛症の原因は、以下が挙げられます。

  • 加齢によるホルモンバランスの変化
  • 自己免疫疾患による免疫系の異常

60代になると更年期は治まりますが、女性ホルモンの量はごくわずかにまで減ってしまいます。発毛機能も大きく低下し髪のボリュームダウンが目立つようになるでしょう。また、年齢を重ねると免疫機能も低下するため、自己免疫疾患を患いやすくなります。

女性の円形脱毛症を早く治す方法

円形脱毛症を早く治すためには、医療機関を受診して早急に治療を始めることが重要です。円形脱毛症の治療には、以下の治療法が用いられます。

  • 局所免疫療法
  • ステロイド注射
  • 内服薬・外用薬の使用
  • 紫外線療法

年齢や発症期間、原因などを考慮して個人に合った治療を行います。内容については「円形脱毛症でやってはいけないこととは?飲み薬・原因・治療法も解説」に詳しい記載がありますので、ぜひそちらもご参照ください。

薄毛でお悩みの方へ。あきらめない!薄毛・AGAは医療治療で!
この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 岩槻 快樹

2019年 大阪市立大学医学部卒業
2019年 大阪市立大学医学部附属病院
2021年 医療法人杏和会 阪南病院
2022年 Dr.AGAクリニック大阪梅田院 院長就任
2024年 Dr.AGAクリニック 総院長就任

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