医療情報

粃糠性脱毛症

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粃糠(ひこう)性脱毛症は、頭全体に粉や灰のようなフケが大量に発症し痒みを伴う疾患です。

フケが毛穴を塞ぐため、雑菌が繁殖し頭皮が炎症を起こすことで、髪の成長が阻害され薄毛や脱毛を引き起こします。

フケや痒みがあるからといって、全ての人が粃糠性脱毛症に該当するわけではありません。

正しい治療を行うには、医師の診察が必要です。

気になる症状があれば、皮膚科やクリニックへ相談してください。

治療方法

粃糠性脱毛症の治療を行う場合、頭皮の炎症を抑えるステロイド剤や皮脂の分泌を抑える外用薬を塗る治療法が一般的です。また、炎症にともなう痒みを抑えるための抗ヒスタミン薬を併用することもあります。

他の疾患を併発していることもあり、円形脱毛症や男性型脱毛症などが疑われる際には、より特化した治療が必要となります。

原因

粃糠性脱毛症は、洗浄力の強すぎるシャンプーや肌に合わない整髪剤などが主な原因だと言われています。

フケがあれば見た目には汚く見えますが、髪の洗いすぎなども原因ですので、粃糠性脱毛症の方は実は綺麗好きが多いのも事実。

しっかりと髪の毛や頭皮を洗いたい方、洗浄力の強いシャンプーの方がスッキリするなど、理由は様々ですが、綺麗好きな方々にとってフケは大きなストレスとなります。

原因に気づかず、フケを取ろうとゴシゴシ洗う、更に刺激の強いシャンプーを選ぶなど、逆効果の対策を取りやすいのも特徴の一つ。

対策

まずは低刺激のシャンプーで優しく頭皮を洗う習慣をつけましょう。

そしてシャンプーをする前には、ぬるま湯で頭皮を優しくマッサージするように、予洗いを行いましょう。

ヘアオイルを頭皮に直接つけるなど、過剰な保湿は症状を進行させる可能性があります。

まずは日々のケアから見直し、頭皮を労わることが大切です。

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この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 岩槻 快樹

2019年 大阪市立大学医学部卒業
2019年 大阪市立大学医学部附属病院
2021年 医療法人杏和会 阪南病院
2022年 Dr.AGAクリニック大阪梅田院 院長就任
2024年 Dr.AGAクリニック 総院長就任

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