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頭皮ニキビの悪化

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頭皮にニキビができると気になって触ったり潰したりする方がいる一方で、逆に痛みも痒みもないからと放置している患者様がいらっしゃいます。

中でも重症度が高いのがニキビやできものが炎症を起こし、溜まった膿ができものの破裂と同時に飛び出してくる状態。

今は炎症が落ち着いているものの、以前できものが破裂した箇所が赤みをもって陥没し、ケロイドや縫い後のような傷跡になり髪の毛が生えていない状態で放置されている患者様もいらっしゃいます。

いわゆる自己免疫疾患と呼ばれる円形脱毛症ではないものの、頭部の一部分が脱毛状態となり目立つようになります。

ニキビやできものの他、睡眠不足や自然乾燥によって常在菌であるマラセチア菌が増殖し、頭皮環境が悪化することで炎症や油分のつまりによるかさぶたができることもあります。

ふと気が付いた時にかさぶたがあれば、ペリッと剥がしたくなるもの。

剥がした皮膚が新たにかさぶたを形成し、徐々に健康な皮膚に戻るようターンオーバーをしていきますが、生活習慣やヘアケアが悪ければターンオーバーの周期も乱れているため、中々改善しません。

かさぶたを繰り返し剥がす行為によって、余計に皮膚が傷つきケロイドのような状態まで進行することで、髪の毛の発毛が思うようにいかなくなるのです。

AGA・FAGAの改善の前に、健康的な皮膚を取り戻しましょう。

頭皮のニキビは過剰な皮脂分泌や脂漏性皮膚炎の影響がほとんどですが、根本的な原因は、あなたの生活習慣やぞんざいなヘアケアです。

生活習慣などを改善せず、治療のみで都合よく発毛を促すことは十分な発毛成果に繋がりません。発毛実感も少ないでしょう。

髪の毛を生やして維持していくというご自身の希望にそって治療を開始されるのであれば、ご自身で変えられる習慣やケアにも少なからず改善が必要です。

痛みも痒みもないからと言って放置せず、頭皮の異変に気付いた時には即座に専門医に相談してください。

薄毛でお悩みの方へ。あきらめない!薄毛・AGAは医療治療で!
この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 岩槻 快樹

2019年 大阪市立大学医学部卒業
2019年 大阪市立大学医学部附属病院
2021年 医療法人杏和会 阪南病院
2022年 Dr.AGAクリニック大阪梅田院 院長就任
2024年 Dr.AGAクリニック 総院長就任

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