医療情報

不眠症の治療②

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不眠症の治療薬には、大きく分けて3つの種類があります。

【薬物療法】

・GABA受容体作動薬

脳の興奮を抑えるGABAという神経伝達物質の働きを促し、脳を休ませる薬です。

多くの睡眠薬は、このGABA受容体作動薬に分類されます。

種類が豊富にあるため、患者様の状態に合わせて薬の処方を行います。

・メラトニン受容体作動薬

メラトニン受容体作動薬は、不眠症の治療薬として比較的新しい睡眠薬です。

メラトニンは体内時計の調整に関係し、睡眠と覚醒のリズムを調整する働きがあるホルモンのことを指します。

リズムを整えることで、自然に睡眠を促す効果があります。

・オレキシン受容体拮抗薬

オレキシンとは、起きている状態を保つ脳内物質のことを指します。

オレキシンの作用を抑えることで、脳の覚醒を抑え、脳の状態が覚醒から睡眠状態へ移行し、自然な睡眠を促します。

不眠症治療は、症状に合わせて薬の処方を行うのと同時に、日常生活の改善・見直しを図り、不眠症の原因となる生活習慣や環境を整えていくことが不可欠となります。

また、精神新患や睡眠時無呼吸症候群といった放置してはいけない睡眠障害の有無を適切に判断していくことが、症状解決の糸口となります。

症状に改善が見られれば、薬の減量を行います。

自己判断で解決・治療の中断を行わず、必ず医師に相談を行いましょう。

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この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 岩槻 快樹

2019年 大阪市立大学医学部卒業
2019年 大阪市立大学医学部附属病院
2021年 医療法人杏和会 阪南病院
2022年 Dr.AGAクリニック大阪梅田院 院長就任
2024年 Dr.AGAクリニック 総院長就任

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