圧迫性脱毛症は、帽子やきついヘルメットなどを長時間被るなど何らかの原因により頭皮が圧迫されて血行不良となり、結果として薄毛が引き起こされる脱毛症です。傾向として、男性に多くみられます。

圧迫性脱毛症の特徴としては、AGA（男性型脱毛症）と同様に、前頭部や頭頂部から薄毛になっていくことが多いといえます。他の薄毛と違って、物理的な外部からの圧力が原因だとはっきりとしているため、対策は取りやすいです。

硬い枕や強い力での頭皮マッサージも圧力になってしまう場合があります。
お仕事などでどうしても脱げないこともあるかと思いますが、1日中帽子やヘルメットをかぶり続けるのは危険です。

圧迫性脱毛症の治し方・対処方法

仕事上、ヘルメット着用が必須など、やむを得ない事情で圧迫している方が多く、その点において対処や治療が難しいといえます。
ですから、まずはなるべく頭皮を圧迫から解放してあげることが大切です。

すぐできる圧迫性脱毛症の対処方法としては、まずヘルメットや帽子のサイズを見直したり、休憩時間や合間を縫って帽子やヘルメットを取ったりすることで、風通し良くすることです。加えて、優しく頭皮マッサージをしたり、ヘルメットと頭の間にタオルを挟んでクッション代わりにしたりするのもいいです。

圧力のかかった状態が続くと、頭皮の血管は細いので血流が滞りがちになってしまいます。ですから、頭皮が圧迫される時間を減らして、頭皮の毛細血管の収縮を防止することが重要です。
そのほか、優しい力での頭皮マッサージや入浴によって血行不良を改善したり、血行促進効果のある育毛剤やシャンプーを使用するのもお勧めです。

短時間でも圧迫を減らすこと・頭皮の血流をよくすることの2点が、圧迫性脱毛症を防ぐことにつながります。