「日本人」
日本人は、9割程度が直毛と言われています。
日本人の髪の毛は、断面図がほぼ正円に近い形となっています。
縮毛が多い人の場合は、断面図が楕円形になっているケースが多くなっています。
また、日本人の髪質は毛がやや太くなっています。
そして、癖がつきにくい髪質と言われています。
これは髪の太さが影響していて、熱によるコルテックスの変化が出にくいためです。
日本人の平均の髪の太さは1本あたり約0.08ミリと言われています。
一方、ヨーロッパなどの欧米人は約0.06ミリとやや細くなっています。
髪が細く、毛髪量が多いのがヨーロッパ系人種の髪質の特徴です。
「黒人」
一方、黒人の方は非常に縮毛の比率が高く、100%に近い確率でくせ毛となっています。
特に捻転毛と呼ばれる、捻れたような状態が多いのが特徴で、上手くまとまりにくいというデメリットはありますが、ボリュームが出やすいというメリットもあります。
このように人種によって髪質が異なり、毛質が濃かったり、細かったり太かったり、癖がついていたりなどの違いがあります。
特にくせ毛の場合は、コルテックス細胞の分布がかなりバラ付きがあるということが分かっています。
通常の直毛であれば、コルテックスが均等に分布されているのですが、くせ毛の場合は一部分に偏った状態が見られており、これがくせ毛の原因となっています。
このように、人種によって生まれる髪質の違いは色々な説がありますが、アフリカ系の人種は黒人が多く、環境的に照射日光が強いため、髪を守る力が強い縮毛になったのではないかと言われています。
そういった気候条件が影響して、徐々に髪質が変化していったという可能性があると伝えられています。
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