脳貧血の治療は基本的に生活習慣の改善・見直しと原因となる疾患の治療、脳貧血を悪化させる薬の中止もしくは減量を行います。
脳貧血は血圧が低下していることが原因である場合もあるため、ミトドリン・アメジニウム・ドロキシドパなどの血管収縮剤を用いて、血圧を上げるための薬が使用される場合もあります。
また、元々は高血圧のために降圧剤の服用をしている方でも、薬の量や効き目により脳貧血の症状を起こすこともあります。
高血圧の方がいきなり降圧剤の服用を中止することは危険が伴いますので、自宅でも血圧測定を習慣化し、脳貧血の症状が出た時や、血圧が下がりすぎるようなことがあれば、かかりつけ医に相談するようにしましょう。
生活習慣の見直しとして必要なことは、規則正しい生活を送ることが基本になります。
不規則な生活は自律神経が乱れる原因となり、脳貧血の症状の一つでもある立ちくらみを引き起こす要因になります。
1日3回の食事を基本とし、就寝・起床は毎日同じ時間帯になるよう生活リズムを整えていきましょう。
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