医療情報

味覚性多汗症

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【味覚性多汗症】をご存知でしょうか。

辛いものや刺激の強いものを食べると体が温かくなり、鼻や額に汗をかくことがあります。これは生理的な現象で、【味覚性発汗】といいます。

交感神経が刺激されることで汗腺が開き、汗をかきやすくなります。

さらに、食事をすると栄養素が分解され、その過程で熱が生産され体温が上がり、体が温まり汗をかくこともあります。

それと一見似た症状の、他の人より食事で異常に汗を多くかいてしまうことを、味覚性多汗症といいます。

味覚多汗症の場合、味覚神経への刺激が過敏になり、交感神経が優位になりすぎてしまうことで、汗を多くかいてしまいます。

通常、味覚発汗の場合は顔のみに汗をかくことが多いですが、脇の下や全身に汗をかいてしまうのは味覚性多汗症の特徴です。

なぜ多く汗をかいてしまうのか、原因ははっきりと解明されていません。

しかし、味覚性多汗症は精神的な理由と発汗作用の相乗効果で汗をたくさんかいてしまうのではないかと考えられています。

緊張すると手に汗をかいてしまうのと同じように、食事をすると汗をかいてしまうから恥ずかしいなど不安な気持ちになり、味覚性多汗症がひどくなってしまうと考えられているのです。

病気ではありませんので、治療法はありません。

食事に対する精神的な不安を取り除いて、精神性発汗の症状を抑えることが大切になります。

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この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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