AGA治療

ミノキシジルは併用できる?併用禁忌や副作用について解説

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「ミノキシジルは他の薬と併用できる…?」

このような疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。結論から言うと、ミノキシジルは外用薬・内服薬ともに、他の薬と併用可能です。

本記事では、ミノキシジルと併用できる薬や使用禁忌、副作用について解説します。ミノキシジルを服用する際に、他の薬との併用を検討している人は、正しい知識のもと服用してください。

ミノキシジルは併用できる?

AGA治療としてミノキシジルを使用する人のなかには、ミノキシジルが他の薬と併用できるか不安に思う人もいるでしょう。

結論から言うと、ミノキシジルは外用薬、内服薬ともに他のAGA治療薬と併用可能です。どんな薬と併用できるのか詳しく紹介していきます。

ミノキシジルと併用できる薬

主にミノキシジルと併用される薬は、以下3種類です。

  • プロペシア(フィナステリド)
  • ザガーロ(デュタステリド)
  • フィンペシア(フィナステリド)

プロペシアとフィンペシアは、5αリダクターゼⅡ型と呼ばれる酵素を阻害し、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生成を防止します。一方で、ザガーロは、5αリダクターゼⅠ型、Ⅱ型を阻害し、ジヒドロテストステロンの生成が防止可能です。ザガーロはプロペシアとフィンペシアより効果範囲が広いため、これらで効果が実感できない人におすすめです。

上記3種類の薬は主に男性のAGA治療で使用される薬になります。女性の場合は併用できる薬が違うこともあるので、AGA治療を受ける際に服用している薬があれば専門医に必ず確認しましょう。

 ミノキシジルとプロペシアの併用 

プロペシアは、5αリダクターゼⅡ型と呼ばれる酵素を阻害することで、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生成を防ぎます。ミノキシジルで発毛を促し、プロペシアでAGAの進行を抑制することで、AGA治療における攻めと守りの対策が可能となるため、治療の効果がより期待できるでしょう

併用によって想定される副作用としては、プロペシアの副作用である精液量の減少や性欲減退、勃起不全、ミノキシジルの副作用であるめまいや動悸などです。

 ミノキシジルとザガーロの併用

ザガーロは、5αリダクターゼⅠ型、Ⅱ型と呼ばれる酵素を阻害することで、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生成を防ぎます。プロペシアより効果範囲が広いため、プロペシアで効果が実感できなかった人でも効き目を実感できる可能性があります。

想定される副作用としては、ザガーロの副作用である精液量の減少や性欲減退、勃起不全に加えて、ミノキシジルの副作用であるめまいや動悸、息切れが考えられます。

 ミノキシジルとフィンペシアの併用 

フィンペシアは、プロペシアのジェネリック医薬品です。そのため、期待できる効果・副作用はプロペシアと同様と考えられています。

ミノキシジルの使用禁忌

ミノキシジルには使用禁忌があります。正しい使い方ができなければ、症状が悪化したり、重篤な副作用が起きたりする可能性があるため、注意が必要です。ミノキシジルの使用禁忌として、以下の項目に該当する人は使用できません。

ミノキシジル外用薬の使用禁忌ミノキシジル内服薬の使用禁忌
●AGAなどの壮年性脱毛症以外の脱毛症の人
●アレルギー症状を起こしたことがある人
●頭皮に傷、湿疹、炎症等がある人
●AGAなどの壮年性脱毛症以外の脱毛症の人
●アレルギー症状を起こしたことがある人
●心臓や肺、血管などの循環器に既往や疾患がある人

頭皮に炎症や傷がある人、AGAなどの壮年性脱毛症以外で脱毛症が発症している人は炎症の悪化や治療効果が得られない場合があります。使用を控えましょう。

心臓や肺、血管などの循環器に既往や疾患がある人は、副作用が出た際に、重篤な症状に発展する可能性があります。過去にミノキシジルでアレルギーを起こした経験をお持ちの人も、副作用が出る可能性があるため、使用を控えましょう。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルの副作用は、主に以下8点です。

  • 初期脱毛
  • 皮膚炎
  • 動悸・息切れ
  • 頭痛・めまい
  • むくみ
  • 多毛症
  • 肝機能障害
  • 心疾患

どのような症状が出るのが詳しく解説していきます。

初期脱毛

初期脱毛とは、ミノキシジルを服用後に髪が多く抜ける症状のことです。初期脱毛で抜ける毛は、ヘアサイクルの乱れが原因で増加した未成熟の髪の毛です。

この髪の毛が抜け落ちた後は、正常な髪の毛が生えやすくなります。初期脱毛は、1〜2ヶ月程度で終わり、3ヶ月が経過する頃から生えてくるため、過度な心配はいりません。

皮膚炎

皮膚炎とは、かゆみや赤み、落屑(らくせつ)などの症状を指します。落屑(らくせつ)は、かさぶたのように皮膚が剥がれ落ちる症状です。これらの発症率は低いとされていますが、もし症状が重い場合や長く続く場合は服用を止めて、他の治療方法を検討することをおすすめします。

動悸・息切れ

ミノキシジルは降圧剤であるため、息切れや動悸などの副作用が発生する可能性があります。特に心疾患がある人や血圧が不安定な人は、心機能が悪化する場合もあるでしょう。

心機能に障害がある人や降圧剤を使用している人は、ミノキシジル服用の前に専門医に相談してください。

頭痛・めまい

血管拡張作用を持つミノキシジルを服用することで、毛細血管が拡張し、頭痛やめまいが発生する可能性があります。軽微な症状であれば問題ありませんが、服用後に激しい頭痛やめまいが発生する場合は、専門医に相談しましょう。

むくみ

ミノキシジルを服用すると、末梢血管が拡張し、中枢部の血液量が低下する可能性があります。この場合、体内で血液を増やすはたらきが作用し、身体にむくみが発生する可能性があるでしょう。ほとんどの場合は一時的な症状であるため、心配はいりません。

しかし、心機能の悪化によって発生するむくみの場合は、放置すると心筋梗塞や心不全が発生する可能性があります。そのため、心機能に障害がある人は速やかに専門医に相談してください。

多毛症

ミノキシジルを服用すると、頭髪だけでなく全身の体毛にも発毛効果が作用するため、全身の体毛の量が増加する可能性があります。多毛症はミノキシジルの効果が効いている証拠であるため、心配する必要はありません。どうしても症状が気になる人は、専門医に相談してください。

肝機能障害

ミノキシジルは肝臓で代謝されるため、肝臓に負担がかかり、肝機能障害が発生する可能性があります。発生率はごくまれといわれていますが、重症化した場合、肝不全が起きるとされています。

ミノキシジルを服用する際は、事前の血液検査で肝機能の状態を確認しておきましょう。

心疾患

ごくまれですが、ミノキシジルの血管拡張作用により、狭心症などの心疾患が発症する可能性があります。狭心症は、冠動脈が狭くなることで心筋が血流不足になる症状です。また、心不全や心筋梗塞などの副作用が発生する可能性もあります。

なにかいつもと違う症状を感じたり、異変を感じたりしたら、迷わず専門医に相談しましょう。

ミノキシジルの副作用が改善しないときの対処法

ミノキシジルの副作用は一定期間のみ現れることが多いですが、改善しない場合は専門医師に必ず相談してください。場合によっては薬の使用を中止したり、治療方法を変更したりする必要があります。

ただし、自分で判断をするのは危険です。独断で薬の変更や治療方法の変更を行ってしまうと、AGAが悪化する、副作用により健康被害がひどくなるといった状況になりかねません。AGA治療を正しく継続的に行い、効果を得るためにも、専門医に相談してから判断しましょう。

まとめ

ミノキシジルは、プロペシア、ザガーロ、フィンペシアとの併用が可能です。女性は上記3つの薬以外にも併用できる薬があるため、使用する前に専門医に相談しましょう。

また、ミノキシジルには、使用禁忌や副作用があり、これらを把握しないまま服用すると、危険な状態になる可能性もあります。そのため、専門のクリニックで医師の診断を受けてから処方してもらうことをおすすめします。

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この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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