髪の毛や頭皮が脂っぽくベタつき、髪の毛のスタイリングに時間がかかったり、髪の毛がペタッとしてボリュームが少なく見えてしまったり、髪のベタつきにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
髪のベタつきは皮脂の過剰分泌によって起こります。ただし、皮脂が多くなる原因はいくつか考えられ、人それぞれに対処法が異なります。
こちらの記事では髪の毛がベタつく原因と、その対処法を解説します。
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髪の毛がベタつく原因

髪の毛がベタつく原因は、頭皮から過剰に分泌される皮脂にあります。ただし、皮脂が過剰に分泌される要因は様々であり、複数の要因が絡み合っている場合もあります。
以下の内容を確認し、該当するものがないかチェックしてみましょう。
①シャンプーが合っていない
使用しているシャンプーが自分の頭皮や髪質に合わない場合、皮脂の分泌バランスが崩れ、ベタつきの原因になることがあります。
シャンプーには界面活性剤と呼ばれる洗浄成分が含まれており、これが頭皮の皮脂汚れを落としてくれます。しかし、洗浄力が強過ぎると頭皮が乾燥しやすくなり、乾燥を補おうとして皮脂が過剰に分泌され、結果として髪がベタついてしまうことがあります。
一方、洗浄力が弱いと、皮脂分泌が多い人の場合、余分な皮脂が落としきれず、髪がベタつく原因となります。
シャンプーを変えたタイミングでベタつきが気になるようになった場合は、現在使用中のシャンプーが肌に合っていないのかもしれません。
②シャンプーの方法が悪い
シャンプーの仕方が適切でない場合も、髪のベタつきにつながります。
- すすぎ残し シャンプーの残留物は、頭皮に成分が残り、ベタつきや臭いの原因となります。
- 洗髪不足 整髪料や皮脂がしっかり落としきれない場合、頭皮の汚れが蓄積し、ベタつきが悪化します。
- 洗いすぎ 洗いすぎは頭皮の乾燥やダメージを招く可能性があるため注意が必要です。乾燥を補おうとして皮脂が過剰に分泌され、結果として髪がベタついてしまうことがあります。シャンプーは1日1回を目安にしましょう。
③ストレスの影響
ストレスによる交感神経の活性化は、皮脂腺や汗腺の働きを刺激し、皮脂の過剰分泌を引き起こします。
これが頭皮環境を悪化させ、髪のベタつきにつながります。
④生活習慣の乱れ
食事・睡眠・運動不足など、生活習慣の乱れも、髪のベタつきに大きな影響を与えます。
- 食生活の乱れ 脂っこい食事や甘いものの摂りすぎは、皮脂の分泌を増加させます。
- 睡眠不足 睡眠中にはホルモンバランスを整える働きが行われます。睡眠不足が続くと皮脂分泌が乱れ、ベタつきの原因となることがあります。
- 運動不足 運動不足は血行不良を引き起こし、頭皮の健康状態を悪化させます。これにより皮脂分泌が増えることがあります。
⑤ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れも、皮脂分泌量を左右します。
男性ホルモンは皮脂分泌を活発にする作用があります。特に20〜30代前後の男性は、ホルモンバランスの影響で皮脂分泌が多くなる傾向があります。
⑥脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、皮脂の過剰分泌が原因で起こる湿疹です。頭皮に赤みやかゆみを伴う場合、脂漏性皮膚炎の可能性があります。
- 原因 脂漏性皮膚炎は、「マラセチア」と呼ばれる常在菌が増殖することで引き起こされます。また、生活習慣の乱れやストレス、肌質も関係しています。
- 症状 頭皮の赤み、かゆみ、フケ、ベタつきなどが見られます。
髪のベタつきを改善するには

正しい洗い方でシャンプーする

髪の毛のベタつきを防ぐには、正しい方法でシャンプーをすることが大切です。
主に注意する点は、以下の6つです。
- ①洗髪前にブラッシングをする
- ②ぬるま湯で予洗いをする
- ③シャンプーを泡立ててから使用する
- ④指の腹を使ってやさしく洗う
- ⑤シャンプーをしっかり洗い流す
- ⑥洗髪後はすぐに乾かす
詳しくは「薄毛の可能性?シャンプーでの抜け毛がひどい原因と予防策を解説」を合わせてご覧ください。
シャンプーを変える

一般的なシャンプーには、髪の毛をコーティングする成分が含まれているものもあり、これが毛穴に詰まることで頭皮トラブルの原因となることがあります。そのため、できるだけ頭皮や髪に優しい洗浄成分を使用したものを選ぶことが大切です。
ダメージを抑えながら洗い上げるには、「アミノ酸系界面活性剤」を洗浄成分として使用しているシャンプーがおすすめです。市販のシャンプーには、「アミノ酸シャンプー」と「アミノ酸配合シャンプー」がありますが、前者は頭皮に優しい処方になっている一方で、後者はあくまで配合されているだけなので、十分な効果を感じられない場合があります。
また、シャンプーの洗浄力にも注目しましょう。洗浄力が高いシャンプーは汚れをしっかり落とせるというメリットがありますが、その一方で髪や頭皮へのダメージが強くなるというデメリットもあります。特に乾燥しやすい頭皮の方や敏感肌の方は、マイルドな洗浄成分を含むものを選ぶとよいでしょう。
市販のシャンプーの中には「ラウリル硫酸ナトリウム」など洗浄力の強い成分が含まれているものがあります。これらは頭皮や髪に刺激を与え、乾燥やダメージを招くことがあります。
トリートメントについても成分に注意が必要です。市販のトリートメントの中には、「カチオン界面活性剤」を含むものがあります。この成分には、静電気を抑え髪をまとまりやすくする効果がありますが、その反面、頭皮への刺激が強いというデメリットもあります。
なお、当院ではオリジナルの「Dシャンプー」や「Dトリートメント」をご用意しております。
Dシャンプーは、優しい洗浄力で髪や頭皮へのダメージが少ないので毎日ストレスなくご使用いただけます。
Dトリートメントは、髪の表面を滑らかに整え、さらに水分の蒸発を防いで皮膚を柔軟にするため頭皮環境の改善にも期待できます。
ストレスを発散させる

現代社会でストレスをゼロにすることは難しいですが、少しでもストレスの影響を解消するために、趣味や運動などで適度なストレス発散を心掛けましょう。
ウォーキングなどの有酸素運動はストレス解消もできるうえに、皮脂のもとになる中性脂肪も消費できるため効果的です。
食生活の見直し

脂っこい食事や甘いものの摂りすぎは控え、食事の時間もできるだけ同じリズムに整えましょう。
また、飲酒や喫煙もほどほどにしましょう。
十分な睡眠をとる

毎日の就寝時間と起床時間をなるべく揃えて、十分な睡眠時間を心掛けましょう。毎日同じ時間に起きて日光を浴びると体内時計が整い、睡眠の質も上がります。
規則正しい生活リズムにすることでホルモンバランスの乱れも落ち着き、髪のベタつきの原因となる皮脂量が安定します。
皮膚科に相談する

上記の方法を試してもベタつきが治らないという場合は、脂漏性皮膚炎などの可能性が考えられます。
まずは皮膚科を受診して、症状に合わせた正しい治療を受けましょう。
髪のベタつき+薄毛の場合は当院のヘアケア改善相談サービスでご相談ください。
髪のベタつきだけでなく、薄毛や抜け毛も発生している場合は、すでにAGAを発症している可能性がありますので、当院の無料カウンセリングでご相談いただくことをおすすめいたします。
また、当院では、ご来院の際にカウンセリングの中で患者様の疑問や質問にお答えしております。
- 食事改善相談サービスでは、薄毛改善を助ける食べ物・栄養素、薄毛の進行につながる食べ物・飲酒・喫煙など、AGAに関係する食事改善について重要な知識をお伝えしております。
- 運動改善相談サービスでは、薄毛・抜け毛予防におすすめの運動など、AGAに関係する運動改善について重要な知識をお伝えしております。
- 睡眠改善相談サービスでは、寝不足と薄毛の関係、薄毛・抜け毛対策として睡眠の質を高めるポイントなど、AGAに関係する睡眠改善について重要な知識をお伝えしております。
- ヘアケア改善相談サービスでは、髪や頭皮にやさしいシャンプー選び・使い方、髪や頭皮にダメージの少ないドライヤー方法、ミノキシジルの浸透を助ける頭皮マッサージ方法など、AGAに関係するヘアケア改善について重要な知識をお伝えしております。
ぜひお気軽にご相談ください。